5月23日のおすすめから
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主人公のアーノルドはインディアンの中学生。保留地というアメリカの先住民であるインディアンだけが住んでいるところで生まれ育ちました。
インディアンという人種であるだけで、白人からの差別を受けて、職業が限られ、生活も貧しい時代がつづき、周りの大人も子供も自分の人生に夢を持っていません。
ある日、アーノルドは両親を説得して、保留地の外にある白人が通うエリート校に転校します。生まれつき脳に損傷があることによるハンディキャップや人種差別など、世の中の様々な困難に直面しますが、皮肉なジョークを飛ばしながら前向きに生きていきます。
自分一人だけがちがう世界に飛び込む勇気の大切さを感じさせてくれる、作者の自伝的な、ほとんど実話のホントにホントのインディアンの物語です。