児童書おすすめ(4月18日)
美馬 しょうこ/訳
出版社
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主人公の女の子オリーブは自分だけに見えるゾウが悩みの種。
ゾウがいるとお父さんはいつもうわの空。
オリーブが楽しみにしている自転車の修理も手につきません。
代わりにおじいちゃんが彼女のお世話をして、色んなことを教えてくれます。
ある日、学校で『古くてすばらしいもの』を発表することになり、オリーブは自転車について発表したいと考えましたが、修理は一向に進みません。
そこでオリーブは、親友とおじいちゃんにお父さんが長く悲しんでいること、オリーブにはそれがゾウに見えることをうちあけ、ゾウを追い払う計画を立てましたが…。
人の気持ちや感じ方を変えるのは難しいことですよね。けれど、あなたの優しさや思いやりで、人が物事や出来事に対して抱く、気持ちや感じ方は変わっていくのかもしれません。そんな風に、登場人物の気持ちの変化が感じられるお話です。
この本を通して、周りに悲しんでいる人がいたらどうするか考えてみてください。