9月1日のおすすめ
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宇宙エレベーターで宇宙空間まで遠足に行ったり、災害のときには人間の力を何倍にも強化するパワードスーツが活躍したり……。この本には、未来はきっとこうなるという予想がいくつも描かれています。
昭和のころ、絵本や雑誌には「21世紀は透明なチューブの中を空飛ぶ車が通っている」なんて描かれていました。もっと昔、江戸時代には「未来では長いちょんまげとダボダボの着物が流行する」と予想されていました。もちろんどちらも大はずれで、この「なんでも未来ずかん」の予想もどれだけ当たるかは分かりません。
けれど、この本の作者は未来の技術や発明を正確に当てたいのではないと思うのです。作者は「未来にはこれだけワクワクする事があるのだから、みんな楽しみにしていてほしい」と言いたいのです。今よりもずっと進化した世界で自分がどんなふうに暮らして、どんなふうに活躍しているか。自分自身の将来についても想像がふくらむことでしょう。