2月26日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、2月26日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、3月5日(火曜日)からです。
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『刀の明治維新』

 尾脇 秀和/著、吉川弘文館/刊、請求記号:210.5/O,93
 内容:「帯刀」=武士の特権という今日の“常識”は、正しいのか。江戸~明治初年、武器からファッション・身分標識・旧弊のシンボルへと移り変わる姿と維新で消えゆくまでを追い、「帯刀」の本当の意味に迫る。
 著者紹介:1983年京都府生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。神戸大学経済経営研究所研究員。著書に「近世京都近郊の村と百姓」がある。

『水族館の文化史』

 溝井 裕一/著、勉誠出版/刊、請求記号:480.7/Mi,93
 内容:古代の養魚池文化から、黎明期の水族館のユニークな展示、第二次世界大戦中の苦難、展示のストーリー化、さらにはヴァーチャル・リアリティ技術とのハイブリッド化まで、古今東西の水族館文化を図版とともに概観する。
 著者紹介:関西大学文学部教授。博士(文学)。専門は西洋文化史、ひとと動物の関係史、ドイツ民間伝承研究。著書に「動物園の文化史」など。

『留守の家から犬が降ってきた』

 ローレル・ブライトマン/著、青土社/刊、請求記号:649/B,71
 内容:PTSDに苦しむ軍用犬、ホームシックになったゴリラ、抜毛症のオウム…。世界中のさまざまな動物の、さまざまな症例から、動物たちの心の病に迫り、動物たちと人間がより良い関係を築くための方法を探る。
 著者紹介:マサチューセッツ工科大学科学史博士。デラウェア大学環境学教授。科学史家、人類学者。『ウォール・ストリートジャーナル』などに寄稿。TEDシニアフェロー。

『ロングヒット商品開発』

 梅澤 伸嘉/著、同文舘出版/刊、請求記号:675.2/U,74
 内容:短命の「ヒット商品」ではなく、消費者の潜在ニーズを発掘したMIP(新市場創造型商品)による「ロングヒット商品」の開発手法と理論を、具体例を提示しながら解説する。チェックリストあり。
 著者紹介:1940年生まれ。愛知学院大学大学院経営学研究科修了。商品企画エンジン(株)代表取締役会長、MIP経営塾塾長。著書に「消費者ニーズ・ハンドブック」など。

『作家のおしごと』

 五木 寛之/著、東京堂出版/刊、請求記号:914.6/I,91
 内容:小説、作詞、コラム、インタビュー、対談、紀行文…。五木寛之が半世紀以上にわたる作家としての歩みを振り返り、こだわりのジャンルと作品を紹介しつつ創作活動への思いを語る。1983年に行われた村上春樹との対談も収録。
 著者紹介:1932年福岡県生まれ。早稲田大学露文科中退。作詞家などを経て小説家。「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、「青春の門」ほかで吉川英治文学賞、「親鸞」で毎日出版文化賞受賞。菊池寛賞受賞。