4月2日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、4月2日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、4月9日(火曜日)からです。
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『千手観音と二十八部衆の謎』

 田中 公明/著、春秋社/刊、請求記号:186.8/Ta,84
 内容:どうしてインドから千手観音の確実な作例が発見されていないのか。大悲呪は本当に千手観音の陀羅尼なのか。二十八部衆の起源は-。多くの謎を、新たに発見あるいは同定された新資料に基づいて解明する。
 著者紹介:1955年福岡県生まれ。文学博士(東京大学)。東方学院非常勤講師、慶應義塾大学非常勤講師、東洋大学大学院非常勤講師。チベット文化研究会副会長。

『孤独』

 榎本 博明/著、クロスメディア・パブリッシング/刊、請求記号:361.4/E,63
 内容:スマートフォン、SNS中毒など、いまの日本に蔓延している「つながり依存」の実態と問題点を指摘し、そこから抜け出すための処方箋として、「ひとりの時間」を持つことを提案。孤独の効用を説く。チェックリスト付き。
 著者紹介:1955年東京生まれ。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。MP人間科学研究所代表。著書に「かかわると面倒くさい人」「「上から目線」の構造」など。

『ヴィクトリア朝の女性たち』

 山村 明子/著、原書房/刊、請求記号:383.1/Y,32
 内容:レジャーの発展とともに女性参加は増え、それにともなって彼女たちのファッションも機能的に変化してゆく-。ヴィクトリア朝の女性たちの生活文化を、ファッションやスポーツへの関心・参加という視点から描いた異色の文化史。 
 著者紹介:日本女子大学大学院家政学研究科被服学専攻修了。博士(学術)。家政学者。東京家政学院大学教授。

『もしも宇宙に行くのなら』

 橳島 次郎/著、岩波書店/刊、請求記号:440.4/N,99
 内容:生命科学・医学、ジェンダー、人工知能やロボットの問題、人類の進化などをテーマに、人類の未来を描く優れたSF作品をヒントにしながら議論する。未来への想像力を取り戻すための思考実験。
 著者紹介:1960年生まれ。生命倫理政策研究会共同代表。専門は生命科学・医学を中心にした科学政策論。著書に「生命の研究はどこまで自由か」「精神を切る手術」など。

『「リンゴの唄」の真実』

 永嶺 重敏/著、青弓社/刊、請求記号:767.8/N,15
 内容:敗戦後の人々を勇気づけたとされる「リンゴの唄」は、どのようにして誕生し、当時のメディアとどのような関係を切り結び、どのように人々に歌われたのか。「リンゴの唄」のリアルな姿を捉え直し、その力を再検討する。
 著者紹介:1955年鹿児島県生まれ。九州大学文学部卒業。出版文化・大衆文化研究者。日本出版学会、日本マス・コミュニケーション学会、メディア史研究会会員。著書に「オッペケペー節と明治」など。