1月8日(火曜日)のおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、1月8日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、1月15日(火曜日)からです。
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『最後の読書』

 津野 海太郎/著、新潮社/刊、請求記号:019/Ts,81
 内容:80代になると、本の読み方味わい方は深くなる。筋金入りの読書家が、老いてこそわかった読書の醍醐味を綴る。「蔵書との別れ」「いつしか傘寿の読書日記」など17編を収録。『Webでも考える人』連載を単行本化。
 著者紹介:1938年福岡生まれ。早稲田大学卒業。評論家。「滑稽な巨人」で新田次郎文学賞、「ジェローム・ロビンスが死んだ」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。他の著書に「花森安治伝」など。

『明治維新の「噓」を見破るブックガイド』

 田中 聡/著、河出書房新社/刊、請求記号:210.61/Ta,84
 内容:明治維新は近代日本の偉業か? テロリストたちのクーデターだったのか? いま、明治維新像が見直されている。古典から最新の名著まで、明治維新の全貌を把握するための必読書を紹介する。
 著者紹介:1962年富山県生まれ。著述業。著書に「健康法と癒しの社会史」「江戸の妖怪事件簿」「電気は誰のものか」など。

『陰陽五行でわかる日本のならわし』

 長田 なお/著、淡交社/刊、請求記号:382.1/O,72
 内容:なぜ神社の狛犬は左右一対なのか。なぜ八十八夜に新茶を摘むのか-。現在の生活の中でも色褪せることなく生き続けている陰陽五行について、身近な例を引きながら、わかりやすくその考え方をひも解く。 
 著者紹介:学生時代から古典籍を研究。学校の講師や企業の企画、テレビや雑誌などを通して日本の伝統文化を伝える活動を展開。著書に「懐紙で包む、まごころを贈る」など。

『牡蠣の歴史』

 キャロライン・ティリー/著、原書房/刊、請求記号:664.7/Ti,4
 内容:有史以前から食べられ、2千年以上前から養殖もされてきた牡蠣の歴史を紹介。古今東西の牡蠣料理、牡蠣の保護、「世界の牡蠣産業の救世主」である日本の牡蠣についてもふれる。レシピ、牡蠣の保存法と殻の開け方も収録。
 著者紹介:食物史家。芸術家。20年間にわたって食品をモチーフにした装飾品や芸術作品を作り続けてきた。全米調理師協会が認定する最高位のマスターシェフの資格も持つ。

『作家と楽しむ古典』

 古川 日出男/著、河出書房新社/刊、請求記号:910.2/F,93
 内容:「平家物語」とそこに連なる中世の名作を、作家たちが読み訳す。池澤夏樹個人編集の「日本文学全集」で新訳を手掛けた作家たちによる古典案内、第4弾。2017年から2018年にかけて開催された連続講義を元に書籍化。
 著者紹介:1966年福島県生まれ。「アラビアの夜の種族」で日本推理作家協会賞等受賞。