4月2日の新着図書から

貸出と予約の開始は4月2日(火曜日)
インターネット予約の開始は4月9日(火曜日)です。
 
『明治思想史 近代国家の創設から個の覚醒まで』
松本 三之介/著
以文社
 明治の近代国家創設とその政治的価値優位の中で、私的な個はどのように析出され自立したか。大正思想史への架橋を視野に入れ、明治の思想をひとつの通史として描き出す。補論「夏目漱石の個人主義-思想の構造と特質」を増補。
 県関係では、江藤新平・副島種臣・久米邦武らが記載されている。
 
請求番号:121.6/Ma,81
 
    
 
『前近代日本の交通と社会』
丸山 雍成/著
吉川弘文館
 近世交通史の研究を牽引してきた著者の研究成果を集成。古代から近世までの交通史概観、五街道と脇街道、長崎街道など九州の諸街道、日本橋・箱根関所に関する考察をはじめ、古九谷論争といった多彩な論考を収載する。
 県関係では、出島での佐賀藩の様子や長崎街道についての記載などがある。

請求番号:682.1/Ma,59

 
『教師へのとびら』
竜田 徹/編著、林 裕子/編著
東京書籍
 「未来の教師」を育成することをめざした、継続・育成型高大接続カリキュラム「教師のとびら」。その背景やカリキュラム設計の理念について概説し、実践内容と成果を受講生の言葉や資料、図版等を交えて紹介する。
 著者は、佐賀大学教育学部准教授。
請求番号:373.7/Ta,95
 
    
 
『少子化に対応した学校教育充実の処方箋』
高橋 興/著
ぎょうせい
 市区町村は小規模校対策として今後何ができるのか、どのような施策が有効かつ可能性・持続性があるか。国がこれまで取り組んできた小規模校対策の経過を整理し、取組みの経過の詳細を紹介しながら試論を展開する。
 県関係では、多久市の小中一貫校について、記載されている。 
請求番号:374/Ta,33

 
『つなぐ日本のモノづくり 51 Stories of NEW TAKUMI』
LEXUS NEW TAKUMI PROJECT/著
美術出版社
 挑戦的な技とアイデアで、日本のモノづくりの長い歴史に新風を吹き込む、若き匠たち。全国から集った51人がスペシャリストの助言を得ながら、約1年間の試行錯誤のすえに完成させたプロダクトをビジュアルに紹介する。
 県関係では、佐賀市出身で有田窯業大学校を卒業し、ペットの遺骨を納める有田焼の骨壺を制作している白須美紀子氏を紹介している。
請求番号:750.2/Ts,75
 
    
 
『明治一五〇年の書道 成田山書道美術館所蔵名品選』
成田山書道美術館/編
芸術新聞社
 「開館25周年記念成田山書道美術館名品選 明治一五〇年の書道」のカタログ。成田山新勝寺・成田山書道美術館の所蔵品から選りすぐった最高峰の書作品とその解説を収録。書道の近・現代史を一望できる。
 県関係では、中林梧竹・副島蒼海(種臣)の書が掲載されている。
請求番号:L728.8/Me,25

 
『三島由紀夫の切腹 よみがえる葉隠精神』
北影 雄幸/著
勉誠出版
 「武士道と云ふは、死ぬ事と見付けたり」 この葉隠精神の実践に己れの全存在を賭けて突出した三島由紀夫。彼の切腹は「やむにやまれぬ大和魂」ゆえの自刃であった。武士道美学の殉教者たらんとした三島の精神性に迫る。三島由紀夫が愛読した山本常朝「葉隠」について記載されている。 
請求番号:910.26/Ki,65
 
    
 
『揺れ動く<保守> 現代アメリカ文学と社会』
山口 和彦/編、中谷 崇/編
春風社
 トニ・モリスンからドン・デリーロまで、現代アメリカ文学に描かれた「保守」なるものの諸相について多角的に考察する。2016年12月開催のシンポジウムをもとに書籍化。
 県関係では、第9章の執筆者である渡邉真理子氏は西九州大学健康福祉学部准教授。

請求番号:930.29/Y,99