児童書のおすすめ(11月11日)
書名 : すべての愛しきLifeへ
著者 : くすのき しげのり/著
出版社 : 瑞雲舎
物語の舞台は、小さな町の外れにある「Life」という店。そこは普通の店と違い、働く人もいなければ売りものがあるわけでもありません。店を訪れる人が誰かに使ってもらいたいものにメッセージを添えて置き、代わりに誰かが置いていったものを持って帰ります。そうして誰かの大切な想い出が、次の誰かの幸せへと繋がっていきます。
そんな「Life」には、子どもから大人までさまざまな人々が訪れます。最愛の人との別れを経験した人も、夢に向かって進む人も、「Life」での交流を通して絶望や迷いの中から希望を見出し、前を向いて一歩を踏み出します。
人は互いに支え合いながら生きていることを実感させられる一冊です。
「Life」を舞台にした物語は他にもあります。絵本の『Life』と『Love Letter』もあわせて読んでみてください。「Life」の感動的な世界をより深く味わうことができます。