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県立図書館けんりつとしょかんのおすすめのほん

小中学生へおすすめ!

児童書のおすすめ(7月1日)

書名 しょめい : 西遊記

著者 ちょしゃ : [呉 承恩/作] 武田 雅哉/訳 トミイ マサコ/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : 小学館


 世界中でさまざまな作品にリメークされている『西遊記』。三蔵法師(さんぞうほうし)とともに孫悟空(そんごくう)・猪八戒(ちょはっかい)・沙悟浄(さごじょうじょう)が仏教の経典(きょうてん)を求めて天竺(てんじく)へ向かい、そして帰ってくるという“行きて帰りし物語”です。

 『西遊記』は、中国の宋(そう)(10~13世紀)の時代に、もとになった旅行記『大唐(だいとう)西域記(さいいきき)』を「講談(こうだん)」「お芝居」などの形に発展させ、親しまれていました。

 観客の前で語るわけですから、とにかく盛り上がり重視!どんどん話を大げさに、面白おかしく脚色していきます。『西遊記』に登場するのが自分勝手でハチャメチャな人ばかりなのも、面白さを追求した結果なのかもしれませんね。

 『西遊記』の中で私が好きなのは、不思議な霊力を持つ「人参果(にんじんか)」を盗み食いしたお話。師匠の三蔵にバレそうになって、悟空は八戒と仲間割れ、挙句の果てには人参果の木を根こそぎ倒してしまいます。さてこの先、いかなることにあいなりますやら…。続きはぜひ、本を読んでお楽しみください。

児童書のおすすめ(6月24日)

書名 しょめい : 働く現場をみてみよう!わたしたちが寝ている時間の仕事

著者 ちょしゃ : パーソルキャリア株式会社“はたらく”を考えるワークショップ推進チーム/監修

出版社 しゅっぱんしゃ : 保育社


 世の中には、私たちが寝ている時間帯にお仕事をしている人がいます。実際にその現場を見ることができる機会はなかなかないのではないでしょうか。
 急に具合が悪くなったときに診てくださる医師や看護師のように、24時間体制で働く人たちがいます。私たちがお昼の間に楽しく利用するテーマパークは、点検や修理を行う整備士、安全で清潔な環境を保つ清掃員など、たくさんの方の支えがあって成り立っています。表には見えづらい支えがあるからこそ、日頃から安心してスムーズにサービスを利用できるのです。
 仕事をしていると、やりがいやうれしいことだけでなく、大変だと感じることもあります。
インタビューのページでは、その仕事の魅力や向いている人など、本音をのぞくことができます。
 はっきりとした夢を持っている人も、まだ将来のことはイメージできていない人も、まずは、私たちの前に広がるたくさんの選択肢について知ってみませんか?

児童書のおすすめ(6月17日)

書名 しょめい : AIにはない「思考力」の身につけ方

著者 ちょしゃ : 今井 むつみ/著

出版社 しゅっぱんしゃ : 筑摩書房


 「いちごのしょうゆをちょうだい」3歳くらいの子どもが言いました。これはどんな意味でしょうか?
 この子は「しょうゆ」の存在を知っています。「しょうゆ」は「たべものにかけておいしくするもの」という認識です。「いちごをおいしくするものが欲しい」けれど、その名前を知らない。だから考え、「しょうゆ」という言葉を使って、いちごにかける「コンデンスミルク」を自分なりに表現したのです。このことこそが「ことばの力」と「思考力」で、問題を解決することだと著者は語っています。
 私たちは変化の激しい時代に生きています。今ある職業が数十年先にはなくなっている可能性もあるのです。そんな時代を生き抜くために何を身につければいいのか、AIにはなく人間だけにあるものは何なのか、ことばの学びはなぜ大切なのか。認知科学、認知心理学を研究している著者が、自身の著書『親子で育てることば力と思考力』を10代向けに書き直し、やさしく解説しています。

児童書のおすすめ(6月10日)

書名 しょめい :まいどばかばかしいお笑いを!

著者 ちょしゃ : 赤羽 じゅんこ/作 フジタ ヒロミ/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : 講談社


 小学生の天音は、おしゃべりが好きで、家でも学校でもよくしゃべる女の子。

 おしゃべりが好きなら落語でも習ってみたら?と、お母さんの知り合いの女性落語家悠々亭若葉さんを紹介してもらいます。

 天音は近所の老人ホームで、2か月後に落語の『転失気(てんしき)』を披露することになり、若葉さんに稽古をつけてもらいながら、覚えたことをただ一方的にしゃべるのではなく、相手に伝わるようにしゃべらなければならないことを学び、本番当日を迎えます。

 天音の落語は、果たして成功するのでしょうか?最後の「落ち」にも注目です!

 巻末には、落語のはじまりや、江戸落語と上方落語の違い、落語の登場人物のくらしなど、ひとくちメモもついています。  物語を楽しみながら、日本文化を学ぶことができる本です。

児童書のおすすめ(6月3日)

書名 しょめい : 日本のことばずかん そら

著者 ちょしゃ : 神永 曉/監修

出版社 しゅっぱんしゃ : 講談社


 ふと空を見上げてみると空にはたくさんの表情があり、天気や季節、時間帯によって、全く違う顔を見せてくれます。

 人々はその空の様子に美しい名前をつけてきました。例えば、晴れを表す言葉だけでも、つゆ晴れや夕晴れ、日本晴れなど様々な呼び名があります。この本では、そのような天気や自然を表す言葉を写真と一緒に紹介しています。

 今は雨の季節。たくさんの雨の表情に出合えます。雨の名前を表す言葉はなんと400以上あると言われています。

 また、雨かんむりの漢字も350以上あります。その中でも一番画数の多い字は䨻です。 雷が四つ並んだ不思議な漢字は、何と読むのか、どういう意味なのか、本の中で探してくださいね。

 この時期、うんざりすることもありますが、雨がどんな風に降っているのか、どんな音がするのか、じっと観察してそれに近い雨の名前を探したり、オリジナルの名前をつけて楽しむのもいいかもしれません。