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書名 : 人魚姫の町
著者 : 柏葉 幸子/著 さいとうゆきこ/絵
出版社 :講談社
「未練を残す魂だけが帰ってくる」。そんな言い伝えがあるのは、東北にある震災後の海辺の町。当時、この町に住む小学生だった宏太は、久しぶりにふるさとに戻ります。そこで再会した、家族のような存在であった砂婆の元には、不思議な少女・楓がいました。その少女は、何かを必死に探しているようですが、謎の男から追われている危機的な状況でした。宏太は彼女を助けるように砂婆からの依頼を受けます。
アンデルセン作『人魚姫』の物語とも重なり、ページをめくるたびにみるみる幻想的な世界観に引き込まれていく一冊。現実と異世界が自然につながる中で、家族や友人との絆、ふるさとへの想いが描かれたこの作品は、きっとあなたの心にじんわりしみわたるでしょう。長者の屋敷、酒造、岩山。ふるさとの人々を訪ね、協力を得ながら楓の居場所を探す宏太に、あなたもついて行ってみませんか?
書名 : フニフとワムくんつきよのかえりみち
著者 : はせがわ さとみ/作・絵
出版社 : 佼成出版社
秋のおわり、ぞうのフニフとわにのワムくんは、つめたい風がふく森へさんぽにでかけました。フニフはいつもにぎやかな森がしずかなことに気付きます。ワムくんが、森のみんなは春までとうみんしているのだと教えてくれました。
それをきいたフニフは「ぼくもするよ、とうみん。」と、ねむる準備を始めます。
ぐうぐうねむるフニフですが、すぐに目をさましてしまいます。もちろんまだ冬のまま。
やっと長くねむったと思っても、まどの外のようすはかわりません。それもそのはず、フニフは、ひとばんぐっすりねむっただけなのです。
そんなフニフのもとへ、冬が楽しくなるものをたくさんもってワムくんがやってきます。とうみんはできないけれど、ふたりはふたりらしいやりかたで、冬をすごすことにしました。
あなたらしい日々を過ごす大事さや大切な人とすごす毎日の楽しさを、なかよしのフニフとワムくんが教えてくれる一冊です。
書名 : 水まきジイサンと図書館の王女さま
著者 : 丸山 正樹/作 高杉 千明/絵
出版社 : 偕成社
2026年9月23日は国民の祝日「秋分の日」ですが、昨年(2025年)制定された「手話の日」でもあります。そこで、今日はお話の中に手話が登場する本を紹介します。
この本の主人公の美和は小学4年生。同級生の英知とは、ある理由があってふだん手話で気持ちを通じ合わせています。
近ごろ、ふたりの身近なところで、次々と不思議なことが起こります。土だけの花壇に毎朝水をまくおじいさん、図書館でしおりを探す謎めいた女性、食べたものを吐くネコたち…。ふたりは、手話を使いこなしながら、まるで探偵のようにこれらの謎解きに挑んでいきます。
読者のみなさんも、ミステリーの謎を追いながら、美和や英知といっしょに手話や指文字に気軽にトライしてみませんか。
巻末には、物語の中で使われていた手話や指文字表がのっていますよ。
書名 :知りたい気持ちに火をつけろ!探求学習は学校図書館におまかせ
著者 : 木下 通子/著
出版社 : 岩波書店
何かについて知りたいとき、あるテーマで調べるときにどういう方法で情報を集め、整理していますか。この本は学校司書である著者が学校の図書館サービスを紹介するとともに、情報の集め方や整理の仕方、新聞や本を活用した情報メモの取り方などを分かりやすく紹介しています。
新聞や本で調べたことはすぐに、情報メモで情報の記録を取ることが大切です。情報メモには調べたこと、内容、引用・要約、参考文献も記録します。その情報の事実と自分の意見を区別してまとめるコツも学べるので、レポート作成にも役立ちます。
これから先、調べたいことがあるときや、あるテーマについてのレポートを書くときに困ったり行き詰まったりしたら、まずはこの本を開いてみませんか。そして、もし学校で見つからない本があったら、近くの図書館でも探してみてください。図書館の司書に相談すれば、きっと力になってくれますよ。
書名 : ブロッケンの森のちっちゃな魔女
著者 :アレクサンダー・リースケ/原作 ももろ/絵 西村 佑子/訳・翻案
出版社 : 静山社
ドイツのブロッケン山に住む小さな魔女ミニーは、森のどうぶつたちと静かに暮らしています。ある日、旅人のハイネさんとの出会いをきっかけに、「よい魔女になる!」と決意したミニーは、熱心に魔女の勉強に励みながら、まだ見ぬ世界へと興味を広げていきます。
やがて、魔女の試験や数々の出来事を経験して少しずつ成長していくミニー。果たしてミニーは、「よい魔女」になることができるのでしょうか?
物語の中には、ドイツの地名や食べ物、そして有名な人物も登場します。異国の雰囲気を楽しみ、どんな人物が登場するのか想像しながら読んでみるとより楽しめるはずです。ももろさんの描く温かみのある絵とともに、心がほっとするひとときを味わえる一冊です。ぜひ読んでみてください。