小中学生へおすすめ!

児童書のおすすめ本(7月14日)

書名 しょめい : 土偶

著者 ちょしゃ : 山田 康弘/著

出版社 しゅっぱんしゃ : スタジオタッククリエイティブ


 土偶は、縄文時代に作られた土を素焼した人形です。表紙にもある、ゴーグルをかけたような遮光器土器は、教科書などで目にしたことがあると思います。土偶と似たものに埴輪がありますが、こちらが作られたのは古墳時代。縄文時代と古墳時代は600~700年ほど間が空いているので、制作時期が違います。ちなみに、その間の弥生時代に栄えたのが、みなさんもご存じの、吉野ケ里遺跡ですね。
 さて、縄文時代は1万年以上も続いたので、土偶の作られた時期や地域によって形や模様が違います。この本は、その変遷や各地域の代表的な土偶について写真やイラストつきで解説しています。なかには、これも土偶? というものも。さまざまな土偶の謎を通して、縄文時代のことも詳しく知ることができる一冊です。
 巻末には、土偶を見ることができる博物館が紹介されています。不思議でユーモラスな土偶を見に出かけてみませんか。

児童書のおすすめ本(7月7日)

書名 しょめい : わたしは書体デザイナー

著者 ちょしゃ : 高田 裕美/著

出版社 しゅっぱんしゃ : Gakken


 著者である高田裕美さんは、書体デザイナー。その人の持つ特性や身体的理由によって文字を読みづらいと感じる人に、少しでも読みやすい書体を届けたいと考え、8年の月日をかけて新しい書体をデザインしました。その思いから生まれたのが、表紙にも使われている「UDデジタル教科書体」です。
 高田さんは、これまでの書体に対して読みづらさを感じている人々に直接話を聞き、制作に活かしました。自分の持っている感覚だけに頼らず、相手の声に耳を傾けることは、何かを作る場面に限らず大切なことかもしれません。
 熱意は実り、読み書きの困難な子どもたちだけでなく、多くの人にとって読みやすい書体が誕生しました。一人ひとり考え方や感じ方が違うからこそ、意見を交わしてより良いものを生み出すことができます。高田さんが書体のデザインを通して学んだ「みんなが話し合ってみんながより幸せになる方法を考えよう」という姿勢があなたにもきっと届くはずです。

児童書のおすすめ本(6月30日)

書名 しょめい :小川未明童話集

著者 ちょしゃ : 小川 未明/著

出版社 しゅっぱんしゃ :世界文化社


 小川未明は、日本のアンデルセンと言われる日本近代童話の先駆者です。
 この童話集の中でも『赤いろうそくと人魚』は、未明の最高傑作と言われ今も読み継がれる名作です。
 冷たい北の海に住む人魚は、人間の町で幸せになってほしいと、海岸にある町のお宮で子どもを産みます。その子はろうそく屋の老夫婦に拾われ、大切に育てられ美しい娘に育ちます。娘はろうそくに絵を描き、それが評判になり店は繁盛します。
 しかし、老夫婦は香具師にだまされ、大金に目がくらみ娘を売ってしまいます。貧しくても優しかった人たちが、金によって変わっていく姿は、人間の弱さを残酷に描いています。
 未明は、童話は単なる教訓ではなく大人にも響く芸術性が必要だという考えをもち、幻想的な美しい文章の中に社会的批判を込めた作品を書き続けました。この本に収められた12編のお話を読んで、その哲学を感じてみませんか。

児童書のおすすめ本(6月23日)

書名 しょめい : これだけは知っておきたい岩石・鉱物図鑑

著者 ちょしゃ : デヴィン・デニー/著 小田島 庸浩/監修・訳

出版社 しゅっぱんしゃ :パイインターナショナル


 先日、友人から旅行のお土産にブラジル産のホワイトクオーツをもらいました。日の光をあてると虹色に輝くところが気に入って、大切にしています。私はこの石のことがもっと知りたくなり、図書館の本で調べてみることにしました。
 クオーツ(Quartz/石英)は「ケイ酸塩」に分類される鉱物です。石英は結晶の形がはっきりとしない細かなものであれば、ほとんどの岩石に含まれています。結晶の形が板・柱状の石英を水晶と呼ぶ場合が多く、そこに不純成分が加わると、色や見た目の特徴が違うさまざまな種類へと分かれていきます。
 この図鑑は、代表的な72種類の岩石や鉱物をピックアップし解説しています。原書は子どもから大人まで楽しめる図鑑を数多く出版する英国DK社によるものなので、とにかく写真が高品質で美しい!
 地球の中で長い年月をかけてできあがる、世界にたった一つの岩石や鉱物。この本はきっと、あなたの知的好奇心を刺激してくれるはずです。

児童書のおすすめ本(6月16日)

書名 しょめい : 中三・ラプソディ

著者 ちょしゃ : 花里 真希/著 

出版社 しゅっぱんしゃ : 講談社


 中学生、最後の合唱コンクールでクイーンの名曲『ボヘミアン・ラプソディ』を歌うことになった季里。季里にとってこの曲は失踪した父との思い出の曲でした。ところが、優等生の季里は実は歌うことが苦手。音痴を隠したまま練習を続けることに悩む季里の前に突然フレディ・マーキュリーが現れました。寄り添うように季里を励ましてくれるフレディ。その正体は?   
 合唱の練習は歌もクラス全体もまとまらず上手くいきません。地味だけど指揮者に立候補した颯太、クラスで少し浮いているピアノ伴奏の杉浦さん、真面目に練習をしようとしない河内。クラスメイトたちも何か事情を抱えているようです。 
 最後の練習日、遅刻した河内に激怒した杉浦さんがピアノ伴奏を放棄して…。
 季里は、周囲の人の振る舞いや考えに触れることで優等生の自分の在り方に疑問を持ち始めます。
 それぞれが本来の自分をさらけ出し、意外な面を共有する事で皆が一歩前進する青春の物語です。

児童書のおすすめ本(6月9日)

書名 しょめい : スマイルサッカー

著者 ちょしゃ : ミッチーコーチ・杉山詩音/文 杉山 詩音/文 多屋 光孫/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : 合同出版


 誰もが自由にサッカーを楽しむことが出来る! それがスマイルサッカー教室。左の手足が不自由な女の子、主人公のしおんは、そこでのびのびとサッカーを楽しんでいます。この教室は他の教室と違い、最初からできないだろうと決めつけて、しおんを止めることはありません。障がいがあったとしても特別扱いはしないのです。
 この教室の特徴は他にもあります。コーチのミッチーが教室に参加するすべての子どもたちのいいところをみつけることで、楽しくサッカーができるように導きます。サッカーを楽しめたという一つの自信が、子どもたちの次のやる気につながるのです。
 さて、しおんはこれからどんなことに挑戦していくのでしょう? 障がいのあるなしにかかわらず、みんなが笑顔で生きていける、そしてお互いが分かり合える社会、この絵本がそんな未来を考えるきっかけになるといいなと思います。

児童書のおすすめ本(6月2日)

書名 しょめい : はじめてのファッション 2 自分に似合う色はなに?

著者 ちょしゃ :木本 晴美/監修

出版社 しゅっぱんしゃ : 汐文社


 「ファッション」という言葉で思いつくものは何ですか?この本はファッションについて特に色や柄に注目した一冊です。
 色とファッションに関係する考え方にパーソナルカラーがあります。パーソナルカラーとは、髪や瞳、肌の色など、その人が生まれ持つ色と調和する色で、色相、明度、彩度の特徴により、春、夏、秋、冬にグループ分けされています。

 なかでも色相については、肌の印象に関わるイエローベース、ブルーベースという考え方が取り入れられています。最近では、「イエベ」、「ブルべ」という言葉もよく聞かれますね。自分のパーソナルカラーを知るためにはチャートなどで自己診断したり、プロの診断を受けたりする方法があります。
 好きな色を大切にするのもおしゃれのひとつ。そこにパーソナルカラーを取り入れて、自分をさらに魅力的に豊かに表現できるようになり、おしゃれがより楽しくなります。

児童書のおすすめ本(5月26日)

書名 しょめい : みんなが知りたい!ノーベル賞

著者 ちょしゃ : ノーベル賞学習研究会/著

出版社 しゅっぱんしゃ : メイツユニバーサルコンテンツ


 みなさんは、「ノーベル賞」を知っていますか?ノーベル賞とは、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言から創設された栄誉ある賞です。六つの分野に分けられ、歴史的な発明をした人、世界中の人々の心に残る本を書いた人らに贈られます。日本人で受賞した人も数多くいます。

 例えば、iPS細胞を発見したことで受賞した山中伸弥さんです。この発見は、たくさんの人の病気やけがを治す画期的なものとしてとても高い評価を受けました。
 実は、ノーベル賞受賞に関する推薦内容や候補者の名前は50年間秘密にされているそうです。少し長い気もしますが、公開されるときが楽しみですね。
 この本ではノーベル賞の概要だけでなく、受賞者の小話もたくさん載っており、この1冊でノーベル賞について詳しく知ることができます。ぜひ読んでみてください。
 

 

児童書のおすすめ本(5月19日)

書名 しょめい : 金曜日のあたしたち

著者 ちょしゃ : 濱野 京子/作

出版社 しゅっぱんしゃ :静山社


 入試の失敗で目的を失った陽葵が街角で出会ったのは、志望先だった櫻木学園「環境問題研究会」のスタンディング(デモ活動)。活動する水沢や絢たちに、自分を拒否した高校への劣等感から素直になれない陽葵でしたが、教えられた気候変動のタイムリミットや気候危機の現実に興味をおぼえ自分でも調べ始めます。時々カチンとくるような上から目線の水沢に甘酸っぱい想いが絡んだりしますが、やがてまっすぐに自分たちの未来を考え始めた陽葵には、徐々に仲間が増えていきます。自分たちの未来を自分たちで考えようと文化祭で地球環境の危機をテーマにみんなに訴えることに挑戦します。
 陽葵の気持ちよいほどの成長ぶりに加えて、真剣に環境問題に向き合う同級生や櫻木学園の活動家たち。こんな若者たちがいれば地球も少しは救われるかもしれないと思えます。
 今の生活を見直しながら陽葵と同世代の人達に読んでほしい1冊です。

 

児童書のおすすめ本 (5月12日)

書名 しょめい : オポッサムはないてません

著者 ちょしゃ : フランク・タシュリン/文・絵 小宮 由/訳

出版社 しゅっぱんしゃ : 大日本図書


 これは、いつもニコニコと笑っている、オポッサムというちょっと不思議な生き物のお話です。
 ある日、オポッサムが笑顔で木にぶらさがっていると、通りがかった人間たちが、「悲しそうにしていてかわいそうだ」とさわぎはじめます。
 人間たちはポッサムを笑わせようとしますが、オポッサムはちっとも悲しくなんてありません。笑顔で木にぶらさがっているだけなのです。自分が悲しくないことを、どんなに説明しても、話を聞いてもらえません。人間たちは、とうとうぶら下がっている木ごと、オポッサムを町へ連れていってしまいました。
 オポッサムはどうなってしまうのでしょうか?
 何が幸せかは人それぞれで、勝手な思い込みは時に誰かを傷つけてしまうこともあります。
 オポッサムと人間たちのまったく伝わらないやり取りがユーモラスで、不思議な後味が残る、幸せについて考えさせられる一冊です。

児童書のおすすめ本 (5月5日)

書名 しょめい : はるのひ

著者 ちょしゃ :小池 アミイゴ/作・絵

出版社 しゅっぱんしゃ :徳間書店


 この本の主人公はこと君です。お父さんの畑で手伝いをしていると、森の向こうに煙が見えてきました。あの煙を見に行っていいか父親に聞くと、暗くなるまでに戻るよう言われます。こと君は煙を追いかけて畑をどんどんおりて行きます。土ぼこりが上がり、ズボンが汚れ、靴がびしょぬれになりました。森の中へ進むにつれ心細くなったこと君は、大きな声で「とーちゃん」と呼びました。すると、小さくですが、「おーい」と父親の声が聞こえ、安心した様子のこと君。深い森の中で父親の声が聞こえないのではないかと不安になったのです。
 皆さんも、小さいときにどこかに一人で行き、心細くなった経験はありませんか。子どもながらの好奇心と恐怖、そしてその様子を見守る親の愛情が絵本をとおして伝わってきます。父と子の呼びあう声が胸にひびく、心あたたまる絵本です。本の最後に描かれている肩車をされたこと君の表情をぜひ見てみてください。

児童書のおすすめ本 (4月28日)

書名 しょめい :100このタネがとんでった

著者 ちょしゃ :イザベル・ミニョス・マルティンス/文 河野ヤラ政枝/絵 木下 眞穂/訳

出版社 しゅっぱんしゃ :岩波書店


 ある日、まつぼっくりから100このタネが飛び出していきました。小さなタネたちは、道路や大きな石の上に落ちたり、鳥や動物に持って行かれたりと、ほとんどのタネたちはうまく育つことができません。
 残った少しのタネは、すくすく大きくなりましたが、水や栄養が足りずに1本だけに。そして、その1本の木もウサギに食べられてしまいます。
 100こもタネがあるのに、みんな大きくなれないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。いくつかのタネはうまく大きくなることが出来ていたのです。いったい、どこでどうやって大きくなっていたのでしょう。
 この本に出てくるまつぼっくりのような飛ぶ形のタネ、とげで動物にくっつき遠くに運んでもらうタネなど、木がつくるタネにはさまざまな形があります。タネの形はうまく育つために工夫されていることがわかります。
みなさんの身の回りにある木は、どのような形のタネから大きくなるのでしょうか。ぜひ、調べてみてください。

児童書のおすすめ本 (4月21日)

書名 しょめい : だれか、ふつうを教えてくれ!

著者 ちょしゃ : 倉本 智明/著

出版社 しゅっぱんしゃ : 新曜社


 もし乗り物の中で白い杖を手に立っている人を見かけたとき、あなたならどうしますか。すぐに席をゆずりますか?それとも気づいてもそのままでいますか?
 視覚に障がいを持つ作者は、誰もが席をゆずられたいとは限らない、良かれと思ってしたことが本人の気持ちにそぐわないこともあると語ります。一方で、助けてほしいときに助けてもらえないこともあるのだ、と。
 世の中はバリアフリー社会を目指しています。ただ、障がいを持つ人の気持ちにそわないまま、健常者の「ふつうはこうだから」の気持ちでバリアフリー化を目指していることも多くあるようです。お互いにとっての「ふつう」のものさしがちがうこと、それに気づいたうえで行動すること、その大切さを作者のさまざまな体験をとおして、本音で教えてくれる本です。

児童書のおすすめ本 (4月14日)

書名 しょめい : ぼくは学校ハムスター 1

著者 ちょしゃ : ベティ・G.バーニー/作 尾高 薫/訳 ももろ/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : 偕成社

 

 

 困っていることがあると、さりげなく手助けしてくれるハムスターがいます。
 ハムスターの名前はハンフリー。アメリカのロングフェロー小学校の26 番教室で飼われています。「キュキュッ!」としか話すことはできませんが、じつは人間の言葉を理解していて、読み書きができます。
 そんなハンフリーは、週末だけ生徒や先生の家で過ごします。一緒に過ごすことで、教室ではわからなかった彼らの様子や困りごとを知ります。そこで、困りごとを解決するために作戦を実行しますが…。
 物語の中で、ハンフリーは、ユニークでかわいらしく描かれています。また、困りごとは人それぞれ違いますが、ちょっとしたきっかけで解決できるということを教えてくれます。
 さらに、この本の原作はアメリカの作品なので、日本との違いやアメリカの文化を感じることができるのも魅力です。第3巻までシリーズがあるので、シリーズをとおしてハンフリーの活躍する姿をぜひ読んでみてください。

児童書のおすすめ本(4月7日)

書名 しょめい : 賢者の贈り物・最後のひと葉

著者 ちょしゃ : オー・ヘンリー/作 越前 敏弥/ほか訳 椎名 優/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : KADOKAWA


 この本には、世界中で100年以上も読み継がれているオー・ヘンリーの作品の中から選ばれた10編の物語が載っています。
 例えば、「賢者の贈り物」では、貧しいけれど大変仲のいい夫婦が、互いに相手のことを大切に思って、クリスマスの日に特別なプレゼントを贈ります。しかし、プレゼントは相手にとっていらなくなったもの。それはなぜ?読んだ後、とても心が温かくなる物語です。
 また、「最後のひと葉」では、画家になりたい少女が重い病気のため生きる希望をなくし、部屋の外のツタの葉が寒さですべて落ちてしまうと自分も死ぬと思い込みます。葉が最後の1枚になり、嵐の夜が明けても、なぜか残っている葉を見て少女は元気を取り戻します。葉が残っていたのはなぜ?読んだ後、心がとても切なくなる物語です。
 このほかにも、いつまでも心に残る物語が載っています。ぜひ小学生のうちに読んで本を好きになってもらいたい、おすすめの一冊です。

児童書のおすすめ(3月31日)

書名 しょめい : アリーチェと魔法の書

著者 ちょしゃ :長谷川 まりる/作 松井 あやか/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : 静山社


 アリーチェの家は、表向きは町の小さな本屋ですが、裏では魔法の書を管理する守り手の一族です。魔法の書は世界にただ1冊、この世の全ての魔法が収められています。魔法使いの家系に生まれた者は、魔法の書を読むことでしか魔法を覚えられないし、読める魔法は本人の属性や能力によって決まっています。
 非魔法族であるアリーチェの家族は、魔法の書を読めないことで魔法使いたちから信用され、代々守り手を務めてきました。魔法使いに憧れるアリーチェは、魔法が使えなくても魔法使いと関わっていたくて、守り手になると決めます。ところが、守り手継承の儀式で思いがけない出来事が起こり・・・。
 血筋や能力によって生き方が狭められたり、差別されたりすることがあります。この物語には、守り手のほかに六つの属性の魔法使いが登場し、それぞれ異なる価値観を持っています。誰が正しいのか、自分だったら何を一番大事だと思うか。考えさせられるお話です。

児童書のおすすめ(3月17日)

書名 しょめい : それ日本と逆!?文化のちがい習慣のちがい[第1期] 1

著者 ちょしゃ : 須藤 健一/監修

出版社 しゅっぱんしゃ : 学研教育出版


 世界の国の数は200弱。国が違えば、文化や習慣の違いもたくさんあります。
 例えば、食事の時、日本ではお茶碗は手に持って食べ、残さないことがマナーとされます。でも、韓国ではお茶碗はテーブルに置いたまま食べるのがマナー。また、中国では、わざと少し食べ残すことがあります。同じアジアでも、マナーの考え方が分かれるのはなぜでしょうか。
この本では、食事に関するマナーの違いを通じて、その背景にある文化や習慣の違いを紹介しています。
 外国から日本へ来る人、日本から外国へ行く人が増え、文化や習慣の違いに遭遇する機会も多くなりました。作法の違いを目の当たりにした時、「あなた、間違えていますよ⁉」と言いそうになるかもしれません。けれど、自分の認識だけが正しいのでしょうか?もしかしたら、そう思うこと自体が間違えているかも…。
 この本で、あなたが知らなかった他国の文化や習慣に出会い、たくさんの違いを発見することでしょう。

児童書のおすすめ(3月17日)

書名 しょめい : バナナの種はどこへいった?

著者 ちょしゃ : 川幡 智佳/著

出版社 しゅっぱんしゃ : 実務教育出版


 みなさんは、バナナの種を見たことはありますか。バナナを食べるときに種を取り出したことってないですよね。種が無いことは、私たちにとって食べやすくてうれしいことですが、バナナは種が無いのにどうやって子孫を残しているのでしょうか?
 ほかにも、身の回りの植物について不思議に思ったことはありませんか。ひまわりの花が太陽の方を向いて咲くのはなぜ?どうしてトウガラシって辛いの?これらの疑問には、植物が生きていくためのヒミツが隠されています。
 この本には、植物が生きていくためのヒミツの生態がたくさん書かれています。当たり前だと思って、わざわざ気にとめていなかったことでも、秘密を知ると新しく見えてくるものがあるかもしれません。

児童書のおすすめ(3月10日)

書名 しょめい : ぼくにげちゃうよ

著者 ちょしゃ : マーガレット・W・ブラウン/ぶん クレメント・ハード/え いわた みみ/やく

出版社 しゅっぱんしゃ : ほるぷ出版


 「ぼくにげちゃうよ」
 「おまえがにげたら、かあさんはおいかけますよ。だって、おまえはとってもかわいいわたしのぼうやだもの」
 こうさぎと、かあさんうさぎの会話です。こうさぎは家を出てどこかへ行ってみたくなったんですって。そこでいくつもの逃げ方を考えます。魚になって泳いで逃げよう、高い山の上の岩になろう、庭のクロッカスの花になろう、小鳥になって逃げていこう…ほかにもたくさん。でもかあさんうさぎは動じません。追いかけたり、見つけたり、待っていたりして。
 この本は1942年に初めて出版されて以来、世界中で愛され読み継がれてきました。かあさんうさぎの温かな応答とそれを支える優しい挿絵にあふれる一冊です。
 ぼうやより少し大きくなったあなたたちへ。4月からの新生活も頑張ってね。

児童書のおすすめ(3月3日)

書名 しょめい : 見たい、知りたい世界の学校

著者 ちょしゃ : 二宮 皓/監修

出版社 しゅっぱんしゃ : 学事出版


 世界の子どもたちは、どんな時間割で1日を過ごすのでしょうか?この本の中では、アジアからヨーロッパ、アフリカまで、31か国の小学校の様子が紹介されています。国によって、学期が始まる時期も学ぶ科目もさまざまです。
 フィンランドでは、大きな音が苦手な子はイヤーマフをつけたり、じっとしているのが苦手な子は、椅子のかわりにバランスボールに座って体を動かしながら授業を受けたりと、多くの子どもたちが一緒に学べるよう、工夫している学校があるそうです。
 勉強に欠かせない教科書は、アメリカではとても分厚く、丈夫に作られています。なぜなら、州によって違う勉強内容を1冊に詰め込んでいるからです。教科書の写真が載っているので、どれくらい厚いのか、ページをめくって確かめてみてくださいね。
 自分が普段触れているものと違う文化があることを、小学校という場所を通して少し知ることができます。違いを知り、見える景色を広げてみてください。