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県立図書館けんりつとしょかんのおすすめのほん

小中学生へおすすめ!

児童書のおすすめ本(8月18日)

書名 しょめい : キミの「なぜ」も世界を変える!? ものすごい研究図鑑

出版社 しゅっぱんしゃ : Gakken


 世の中には、まだ解き明かされていないことがたくさんあります。本書では、身近ななぜ?どうして?を解明すべく、さまざまな研究に取り組んでいる12人の先生たちを紹介しています。
 例えば「余った白菜で環境にやさしいコンクリートを爆誕させちゃった先生」や、「ジブリ映画で観た飛行機にあこがれて空の交通整理に取り組む先生」など、目次を見ただけで興味が湧いてきます。なぜその研究をしようと思ったのか、どんな子ども時代だったのか、出会いや挫折、研究の様子や詳しい内容も写真やイラストで分かりやすく解説されています。
 「研究」というと少し堅苦しいような感じもしますが、この本を読み進めていくと、興味があることをとことん突き詰めていくワクワク感が伝わってきます。
 特に先生方からのメッセージは、これから先の進路に迷っているみなさんの背中を、きっと押してくれることでしょう。

児童書のおすすめ本(8月11日)

書名 しょめい : この本をかくして

著者 ちょしゃ : マーガレット・ワイルド/文 フレヤ・ブラックウッド/絵 アーサー・ビナード/訳

出版社 しゅっぱんしゃ :岩崎書店


 ピーターの街の図書館は、戦争で爆弾を落とされ、焼けてしまいました。人々は思わず立ちどまり、爆風で舞い散るページのかけらに手を伸ばします。図書館にあった全ての本は失われ、無事だったのはピーターのお父さんが借りていた一冊の本だけでした。
 たった一冊残った赤い表紙の本。お父さんはその本を、金よりも銀よりも宝石よりも大切な宝物だと言いました。本には、家族や国の大切な記憶や歴史が刻まれていました。
 その後ピーターたちは街を追われ、行くあてもなくさまようことになります。
 やがて、お父さんは力尽き、重い本はピーターの手に託されます。ピーターと赤い本は、どんな運命をたどるのでしょうか。
 これは遠い国の図書館のお話ですが、世界のどこでも起こり得ることです。
 だからこそ、あなたの近くにある図書館の、歴史や文化を伝える本の棚を、そっとのぞいてみてほしいのです。金や宝石よりも、ずっと大切な宝物がそこにあるかもしれません。

児童書のおすすめ本(8月4日)

書名 しょめい : とびきりおいしいおうちごはん 小学生からのたのしい料理

著者 ちょしゃ : 野村 友里/著

出版社 しゅっぱんしゃ :小学館クリエイティブ


 8月4日は、8(栄)と4(養)と読む語呂合わせから、日本栄養士会が定めた栄養の日です。
 私たちは毎日、食事から大切な栄養をとって元気に過ごしています。ふだんは家族に料理を作ってもらっているという人も、自分でごはんを作ってみませんか?
 この本は、はじめて料理をする人でもわかりやすい、簡単でおいしいレシピを紹介しています。調理の手順がすべて絵で表現されているので、まるで絵本を読むように、ワクワクしながら楽しく作ることができます。
 すぐに挑戦できる卵料理をはじめ、卵焼き器で作るたこ焼きや、皮から作るもちもちの水餃子など、作ってみたくなるメニューがたくさん紹介されています。
 さらに、レシピだけでなく、食材の知識や「おいしさ」の仕組みについても学ぶことができます。
 読めば、自然とキッチンに立ちたくなるはず。料理の楽しさを優しく教えてくれる一冊です。

児童書のおすすめ本(7月28日)

書名 しょめい : 走ってくれ、メロス。

著者 ちょしゃ : 海野 さやか/ほか著

出版社 しゅっぱんしゃ : Gakken


 物語には魅力的な主人公が多く登場しますが、読書をしていると、思わず心をひかれる脇役に出会うことがあります。
 表題の 『走ってくれ、メロス。』は、メロスの代わりに人質となったセリヌンティウスの視点で物語が進みます。原作『走れメロス』
(太宰 治/著)ではほとんど語られることのなかった、セリヌンティウスの不安や葛藤が描かれています。
 本書には、この作品を含む五つの短編が収録され、すべて脇役の視点で描かれています。原作を知らない人には親しみやすい導入となり、原作を知る人には新鮮な発見があるかもしれません。視点が変わることで広がる物語の奥行きを楽しめる一冊です。
 これまで青春訳名作シリーズとして、『古事記』や『論語物語』をアレンジした作品も刊行されていますので、シリーズ全体を通して読むのも楽しいですよ。

児童書のおすすめ本(7月21日)

書名 しょめい : 千年先のあなたへ

著者 ちょしゃ :佐藤 まどか/作 佐藤 真紀子/絵 

出版社 しゅっぱんしゃ : BL出版


 主人公の杏の姉・花梨は、神社や寺院の建築•修理を専門とする「宮大工」として働き始めます。厳しい職人の世界へ飛び込んだ姉が心配になった杏は、仕事場へ見学に行くことにしました。そこで杏が目にしたのは、真剣なまなざしで仕事に取り組む姉の姿でした。
 日本最古の木造建築である法隆寺は、千年以上たった今もその姿をとどめています。それを支えているのが、宮大工をはじめとする職人たちが代々受け継いできた伝統の技です。この技は、2020年に「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」としてユネスコの無形文化遺産に登録され、世界で認められました。何代にもわたって職人たちが大切に守ってきたからこそ、私たちは今も千年前の建物を見ることができるのです。
 みなさんも神社や寺院に行ったときは、ぜひ建物の細部まで見てください。きっと、千年先へとつながる職人たちの想いを感じ取ることができますよ。