小中学生へおすすめ!
児童書のおすすめ本(10月20日)
書名 : かくれた能力を見つける!キミだけのスゴい脳のヒミツ
著者 : 加藤 俊徳/著
出版社 : KADOKAWA
なぜ人には得意なことと苦手なことがあるのか?それを知るカギは脳にあります。
脳には、「思考系」「感情系」「伝達系」「理解系」「運動系」「聴覚系」「視覚系」「記憶系」という異なる役割をつかさどる八つの場所(脳番地)があり、得意・苦手意識を作るのです。テストで高い点数を取ると「頭がよい」といわれるけど、頭がよいとは実は脳がよく育っているということであり、そして脳がよく育っている脳番地は人によって異なるのです。
思考系番地が育っている人は、計画性や集中力に優れ、運動系番地が育っている人は、スポーツの分野で活躍…何か一つでも得意なことや長所がある人は「頭がよい」のです。
テスト成績の優劣だけで、将来の可能性を閉ざしてはいませんか。この本では、自分のスゴい脳番地はどこなのか?が診断できます。脳を育てていくことで、できることや得意なことが増えていき、可能性はどんどん広がっていきます。あなたのかくれた能力と可能性を見つけてみませんか。
児童書のおすすめ本(10月6日)
書名 : 世界をつくる数のはなし
著者 : 横山 明日希/監修
出版社 : メイツユニバーサルコンテンツ
皆さんは算数が好きですか。私は小学生のころから苦手で、大人になった今も数字を見ると苦手意識が出てしまいます。
この本では、数の秘密や面白さをたくさん紹介しています。例えば、ミロのヴィーナスの体の比率をみると、身長とへそから下の比率が1.618:1で、黄金比と言われているそうです。黄金比とは、多くの人が美しさを感じるバランスだといわれています。
身の回りにも黄金比に近い比率があり、携帯やテレビの画面の縦横比は16:9とか9:16が主流となっているそうですが、これは黄金比に近い、1:約1.777の比率だそうです。
自分の身近なものにもいろんな数字が隠れていると考えると、私の苦手とする数字にちょっとだけ親しみを感じることができる、そんな本です。皆さんも、ぜひ身の回りの数字を感じてみてください。
児童書のおすすめ本(9月29日)
書名 : 人魚姫の町
著者 : 柏葉 幸子/著 さいとうゆきこ/絵
出版社 :講談社
「未練を残す魂だけが帰ってくる」。そんな言い伝えがあるのは、東北にある震災後の海辺の町。当時、この町に住む小学生だった宏太は、久しぶりにふるさとに戻ります。そこで再会した、家族のような存在であった砂婆の元には、不思議な少女・楓がいました。その少女は、何かを必死に探しているようですが、謎の男から追われている危機的な状況でした。宏太は彼女を助けるように砂婆からの依頼を受けます。
アンデルセン作『人魚姫』の物語とも重なり、ページをめくるたびにみるみる幻想的な世界観に引き込まれていく一冊。現実と異世界が自然につながる中で、家族や友人との絆、ふるさとへの想いが描かれたこの作品は、きっとあなたの心にじんわりしみわたるでしょう。長者の屋敷、酒造、岩山。ふるさとの人々を訪ね、協力を得ながら楓の居場所を探す宏太に、あなたもついて行ってみませんか?
児童書のおすすめ(9月22日)
書名 : フニフとワムくんつきよのかえりみち
著者 : はせがわ さとみ/作・絵
出版社 : 佼成出版社
秋のおわり、ぞうのフニフとわにのワムくんは、つめたい風がふく森へさんぽにでかけました。フニフはいつもにぎやかな森がしずかなことに気付きます。ワムくんが、森のみんなは春までとうみんしているのだと教えてくれました。
それをきいたフニフは「ぼくもするよ、とうみん。」と、ねむる準備を始めます。
ぐうぐうねむるフニフですが、すぐに目をさましてしまいます。もちろんまだ冬のまま。
やっと長くねむったと思っても、まどの外のようすはかわりません。それもそのはず、フニフは、ひとばんぐっすりねむっただけなのです。
そんなフニフのもとへ、冬が楽しくなるものをたくさんもってワムくんがやってきます。とうみんはできないけれど、ふたりはふたりらしいやりかたで、冬をすごすことにしました。
あなたらしい日々を過ごす大事さや大切な人とすごす毎日の楽しさを、なかよしのフニフとワムくんが教えてくれる一冊です。
児童書のおすすめ(9月15日)
書名 : 水まきジイサンと図書館の王女さま
著者 : 丸山 正樹/作 高杉 千明/絵
出版社 : 偕成社
2026年9月23日は国民の祝日「秋分の日」ですが、昨年(2025年)制定された「手話の日」でもあります。そこで、今日はお話の中に手話が登場する本を紹介します。
この本の主人公の美和は小学4年生。同級生の英知とは、ある理由があってふだん手話で気持ちを通じ合わせています。
近ごろ、ふたりの身近なところで、次々と不思議なことが起こります。土だけの花壇に毎朝水をまくおじいさん、図書館でしおりを探す謎めいた女性、食べたものを吐くネコたち…。ふたりは、手話を使いこなしながら、まるで探偵のようにこれらの謎解きに挑んでいきます。
読者のみなさんも、ミステリーの謎を追いながら、美和や英知といっしょに手話や指文字に気軽にトライしてみませんか。
巻末には、物語の中で使われていた手話や指文字表がのっていますよ。
児童書のおすすめ(9月8日)
書名 :知りたい気持ちに火をつけろ!探求学習は学校図書館におまかせ
著者 : 木下 通子/著
出版社 : 岩波書店
何かについて知りたいとき、あるテーマで調べるときにどういう方法で情報を集め、整理していますか。この本は学校司書である著者が学校の図書館サービスを紹介するとともに、情報の集め方や整理の仕方、新聞や本を活用した情報メモの取り方などを分かりやすく紹介しています。
新聞や本で調べたことはすぐに、情報メモで情報の記録を取ることが大切です。情報メモには調べたこと、内容、引用・要約、参考文献も記録します。その情報の事実と自分の意見を区別してまとめるコツも学べるので、レポート作成にも役立ちます。
これから先、調べたいことがあるときや、あるテーマについてのレポートを書くときに困ったり行き詰まったりしたら、まずはこの本を開いてみませんか。そして、もし学校で見つからない本があったら、近くの図書館でも探してみてください。図書館の司書に相談すれば、きっと力になってくれますよ。
児童書のおすすめ本(9月1日)
書名 : ブロッケンの森のちっちゃな魔女
著者 :アレクサンダー・リースケ/原作 ももろ/絵 西村 佑子/訳・翻案
出版社 : 静山社
ドイツのブロッケン山に住む小さな魔女ミニーは、森のどうぶつたちと静かに暮らしています。ある日、旅人のハイネさんとの出会いをきっかけに、「よい魔女になる!」と決意したミニーは、熱心に魔女の勉強に励みながら、まだ見ぬ世界へと興味を広げていきます。
やがて、魔女の試験や数々の出来事を経験して少しずつ成長していくミニー。果たしてミニーは、「よい魔女」になることができるのでしょうか?
物語の中には、ドイツの地名や食べ物、そして有名な人物も登場します。異国の雰囲気を楽しみ、どんな人物が登場するのか想像しながら読んでみるとより楽しめるはずです。ももろさんの描く温かみのある絵とともに、心がほっとするひとときを味わえる一冊です。ぜひ読んでみてください。
児童書のおすすめ本(8月25日)
書名 : チャーリーとフロッグ 手話の町の図書館となぞのメッセージ
著者 : カレン・ケイン/著 根本美由紀/訳
出版社 : 岩崎書店
チャーリーは10歳の男の子。彼の両親は動物保護の仕事で世界中を巡っていて、動物たちを驚かさないよう手話の指文字を使うことがあります。このため、チャーリーも手話の指文字を自然と覚えています。
ある日、チャーリーは町の図書館で手話を使う小柄なおばあさん、アギーと出会います。しかし、アギーはすぐに2人組の男に追われて行方不明になってしまいました。アギーの残したなぞのメッセージを解くため、チャーリーはキャッスルろう学校にいる女の子、フロッグを訪ね、事件を解決すべく、2人で捜査を開始しました。チャーリーは指文字や筆談でフロッグとコミュニケーションを取りつつ、手話も覚え始めたところです。さて、事件は解決するのでしょうか?消えてしまったアギーは無事なのでしょうか?
「手話×図書館×ミステリー」という異色の組み合わせのお話が、あなたを冒険へと誘います。
児童書のおすすめ本(8月18日)
書名 : キミの「なぜ」も世界を変える!? ものすごい研究図鑑
出版社 : Gakken
世の中には、まだ解き明かされていないことがたくさんあります。本書では、身近ななぜ?どうして?を解明すべく、さまざまな研究に取り組んでいる12人の先生たちを紹介しています。
例えば「余った白菜で環境にやさしいコンクリートを爆誕させちゃった先生」や、「ジブリ映画で観た飛行機にあこがれて空の交通整理に取り組む先生」など、目次を見ただけで興味が湧いてきます。なぜその研究をしようと思ったのか、どんな子ども時代だったのか、出会いや挫折、研究の様子や詳しい内容も写真やイラストで分かりやすく解説されています。
「研究」というと少し堅苦しいような感じもしますが、この本を読み進めていくと、興味があることをとことん突き詰めていくワクワク感が伝わってきます。
特に先生方からのメッセージは、これから先の進路に迷っているみなさんの背中を、きっと押してくれることでしょう。
児童書のおすすめ本(8月11日)
書名 : この本をかくして
著者 : マーガレット・ワイルド/文 フレヤ・ブラックウッド/絵 アーサー・ビナード/訳
出版社 :岩崎書店
ピーターの街の図書館は、戦争で爆弾を落とされ、焼けてしまいました。人々は思わず立ちどまり、爆風で舞い散るページのかけらに手を伸ばします。図書館にあった全ての本は失われ、無事だったのはピーターのお父さんが借りていた一冊の本だけでした。
たった一冊残った赤い表紙の本。お父さんはその本を、金よりも銀よりも宝石よりも大切な宝物だと言いました。本には、家族や国の大切な記憶や歴史が刻まれていました。
その後ピーターたちは街を追われ、行くあてもなくさまようことになります。
やがて、お父さんは力尽き、重い本はピーターの手に託されます。ピーターと赤い本は、どんな運命をたどるのでしょうか。
これは遠い国の図書館のお話ですが、世界のどこでも起こり得ることです。
だからこそ、あなたの近くにある図書館の、歴史や文化を伝える本の棚を、そっとのぞいてみてほしいのです。金や宝石よりも、ずっと大切な宝物がそこにあるかもしれません。