児童書のおすすめ本(7月7日)
書名 : わたしは書体デザイナー
著者 : 高田 裕美/著
出版社 : Gakken
著者である高田裕美さんは、書体デザイナー。その人の持つ特性や身体的理由によって文字を読みづらいと感じる人に、少しでも読みやすい書体を届けたいと考え、8年の月日をかけて新しい書体をデザインしました。その思いから生まれたのが、表紙にも使われている「UDデジタル教科書体」です。
高田さんは、これまでの書体に対して読みづらさを感じている人々に直接話を聞き、制作に活かしました。自分の持っている感覚だけに頼らず、相手の声に耳を傾けることは、何かを作る場面に限らず大切なことかもしれません。
熱意は実り、読み書きの困難な子どもたちだけでなく、多くの人にとって読みやすい書体が誕生しました。一人ひとり考え方や感じ方が違うからこそ、意見を交わしてより良いものを生み出すことができます。高田さんが書体のデザインを通して学んだ「みんなが話し合ってみんながより幸せになる方法を考えよう」という姿勢があなたにもきっと届くはずです。