児童書のおすすめ(2月3日)
書名 : ピーチとチョコレート
著者 : 福木 はる/著
出版社 : 講談社
ありのままの自分でいることは、案外と難しいものです。
中学生の萌々は、太っていることがコンプレックス。自信のなさから、笑われる前に笑わせてやれと、おどけたキャラを演じています。けれど言葉と気持ちがバラバラで、本音を言えない辛さも感じていました。
そんな萌々が「人生、変わるよ?」と気になる言葉で誘われて、習い始めたのはヒップホップのラップ教室。
そこには学校で孤立しているクラスメイトの莉愛もいて、二人は次第に親しくなります。ミックスの莉愛は、チョコレート色の自分の肌が好きなのに、いつも隠すようにフードを目深に被っていました。
二人がそれぞれのコンプレックスを乗り越えて、「ルッキズム(外見至上主義)の墓たてろ!」とパワフルに歌う、文化祭のラップバトルは圧巻です。
ずっと反対側にあると思っていたポジティブとネガティブ。最後に萌々がたどり着いた答えとは?
勇気をくれて、心に響く物語です。