4月11日のおすすめから


書名しょめい:『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』
著者ちょしゃ:サッサ・ブーレグレーン/作 枇谷玲子/訳 
出版社
 しゅっぱんしゃ
:岩崎書店
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 日本で「女性差別撤廃条約」が批准されて、35年が過ぎました。では、差別はなくなったのでしょうか。
 男女平等の先進国、スウェーデンの10歳の女の子・エッバはある日気づきます。新聞に載っていた『世界の権力者』の写真は、おじさんばかり…どうして女の人はいないのでしょう。その年のG8   のリーダーに、女性はいませんでした。
 エッバはこの疑問について、いとこや友達と話し合いを始めました。おばあちゃんに教えてもらいながら、女性の権利についても調べていきます。そこには、エッバが知らなかった長い歴史がありました。
 選挙権を獲得し、同じ教育を受けるようになっても、女だから、女らしくという人は大勢います。そこに差別はないのでしょうか。
 フェミニズムは、男女で考えるものです。男も女もみんなが自由に、ありのままに、自分らしく生きることができる世界にするには、どうすればいいのでしょう。あなたも、エッバと一緒に考えてみませんか。