児童書おすすめ(9月12日)



書名 しょめい
:『お米ができるまで』             

著者  ちょしゃ : 岩貞 るみこ/作 武田 美穂/絵


出版社  しゅっぱんしゃ
:講談社
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 「米」という漢字は、米作りに88(八十八)もの手間がかかることからこの漢字になったと言われています。……という話を授業などで聞いたことはありませんか?88もやらないといけないことがあるなんて、考えるだけでとても大変そうですが、お米作りって一体どんなことをするのでしょう。 
 この本は、新潟県の山の中にある田んぼでお米を作っている農家さんの1年間に密着した物語です。お米作りのスタートは、田植えではなく苗を育てる場所を作るところから始まります。先が読めない自然を相手に行われる米作りは、想像よりもはるかに大変なものでした。
 9月は立派に育ったお米を収穫する稲刈りの時期です。普段何気なく食べているお米も、農家さんの大変さやお米への愛情を知ると、なんだかとてもありがたいものに感じます。