児童書のおすすめ(9月17日)

 

書名 しょめい :給食が教えてくれたこと
著者  ちょしゃ :松丸 奨/著

   くもん出版


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 私が給食で思い出すのは、毎月1回の「お楽しみ給食」。各クラス順番に好きなメニューをリクエストできたのです。でもみんな好きなメニューは似たり寄ったりで、ココアパンやゼリーなど、とにかく定番の人気メニューがよく登場していました。
 さて、この本の著者の松丸さんは、給食の献立を考える栄養士さん。実は給食が大嫌いだったそうです。野菜も魚もお肉も嫌い! 苦手な食べ物が多すぎて、給食はほとんど食べられませんでした。そんな松丸さんに、栄養士さんがこう話してくれます。
 「全部が無理なら、一口でも食べてみて。きっといいことが起こるよ。」
 それからというもの、鉄棒の逆上がりができたり、テストでいい点がとれたり、背が伸びたり、風邪をひかなかったり、いいことは何でも給食のおかげだと思うようになりました。松丸さんが栄養士を目指したきっかけです。
 栄養士の仕事のこと、それから皆さんに伝えたいこと。ぜひ手に取ってみてください。