児童書おすすめ(9月26日)
書名 :『ナージャの5つのがっこう』
著者 : キリーロバ・ナージャ/ぶん 市原 淳/え
出版社 :大日本図書
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ロシア生まれのナージャは、小学1年生の女の子。両親の転勤をきっかけにイギリス、フランス、アメリカ、日本。5つの学校に通うことになります。
環境が変わるとガラリと変わるものは?」答えは「ふつう」だと大人になったナージャは言います。授業で使うノートや筆記用具、教室の机やいすの並び、お昼ごはんの食べ方など「なんでこんなに違うの?」と驚くことばかり。転校するたびに、今まで「ふつう」だと思っていたことが通用しなくなってしまうのです。不思議だらけの学校生活の中で、ナージャは世の中にはいろんな「ふつう」があって、いい、悪いじゃなく「違い」があるだけなのだと発見します。
皆さんは「多様性」という言葉を聞いたことがありますか。自分の「ふつう」が他の人にとっての「ふつう」ではないと知ることが、多様性を知る第一歩です。一人で、親子で、そしてお友達と一緒に。この本を読めば、多様に広がる世界の扉が開くかもしれません。