児童書のおすすめ(2月10日)
書名 :命の境界線
著者 : 今西 乃子/著 浜田 一男/写真
出版社 :合同出版
近頃、クマによる被害のニュースを耳にすることが多くなりました。クマが山から人の生活圏に現れ、農作物を荒らしたり、人や家畜を襲ったりするため、ハンターたちによって駆除されています。
一方、あまり知られていませんが、クマに限らず、鹿も有害獣として駆除されています。
この本では、奈良公園のシカはマスコットとしてかわいがられているのに、隣の県の滋賀県多賀町の鹿が駆除されているのはなぜか、という疑問を現地の取材を通してわかりやすく説明しています。
また、鹿を実際に駆除するハンターの気持ちを紹介しており、ハンターが野生動物の命と向き合っていることがわかります。
多くの人は野生動物の命を奪いたくないはずです。しかし、野生動物が増加し生態系を崩している主な原因が人間ならば、人間が崩れかけたバランスを立てなおさなければなりません。
この機会に、人と野生動物が共に生きていくためにはどうしたらいいのかを考えてみませんか。