小中学生へおすすめ!

児童書のおすすめ(2月25日)

 

書名 しょめい :めちゃうま!?昆虫食事典
著者  ちょしゃ :内山 昭一/監修  大串 ゆうじ/絵

   大泉書店


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 皆さんが好きな料理は何ですか?カレー、お寿司、からあげ?お肉やお魚を使った料理が多いと思います。

 この本のテーマは、名前のとおり「昆虫食」です。「虫を食べるなんて気持ち悪い!!」と思うかもしれませんが、実は、虫は1万年前から世界中で食べられています。日本でも、イナゴやカイコなどが食べられているんですよ。

 この本は、昆虫料理研究家の作者が、64種類の虫を実際に調理して、味や栄養などを紹介しています。「バッタ入りお好み焼き」「セミのチョコがけ」「スズメバチのサナギと幼虫の串焼き」などのメニューがイラスト入りで紹介されており、とても美味しそうです。アゲハ蝶の幼虫は、ゆでるとミカンの香りがするそうです。興味がわきませんか?

 虫は栄養豊富で、少ないエサや水で狭い土地でも育てられることから、SDGsの観点や、これから予想される人口増加による食糧不足を救う方法として、あらためて注目されています。

 この本を読むと、虫を見る目が変わると思いますよ。