小中学生へおすすめ!

児童書のおすすめ(9月8日)

書名 しょめい :知りたい気持ちに火をつけろ!探求学習は学校図書館におまかせ

著者 ちょしゃ : 木下 通子/著

出版社 しゅっぱんしゃ : 岩波書店


 何かについて知りたいとき、あるテーマで調べるときにどういう方法で情報を集め、整理していますか。この本は学校司書である著者が学校の図書館サービスを紹介するとともに、情報の集め方や整理の仕方、新聞や本を活用した情報メモの取り方などを分かりやすく紹介しています。
 新聞や本で調べたことはすぐに、情報メモで情報の記録を取ることが大切です。情報メモには調べたこと、内容、引用・要約、参考文献も記録します。その情報の事実と自分の意見を区別してまとめるコツも学べるので、レポート作成にも役立ちます。
 これから先、調べたいことがあるときや、あるテーマについてのレポートを書くときに困ったり行き詰まったりしたら、まずはこの本を開いてみませんか。そして、もし学校で見つからない本があったら、近くの図書館でも探してみてください。図書館の司書に相談すれば、きっと力になってくれますよ。

児童書のおすすめ本(9月1日)

書名 しょめい : ブロッケンの森のちっちゃな魔女

著者 ちょしゃ :アレクサンダー・リースケ/原作 ももろ/絵 西村 佑子/訳・翻案 

出版社 しゅっぱんしゃ : 静山社


 ドイツのブロッケン山に住む小さな魔女ミニーは、森のどうぶつたちと静かに暮らしています。ある日、旅人のハイネさんとの出会いをきっかけに、「よい魔女になる!」と決意したミニーは、熱心に魔女の勉強に励みながら、まだ見ぬ世界へと興味を広げていきます。
 やがて、魔女の試験や数々の出来事を経験して少しずつ成長していくミニー。果たしてミニーは、「よい魔女」になることができるのでしょうか?
 物語の中には、ドイツの地名や食べ物、そして有名な人物も登場します。異国の雰囲気を楽しみ、どんな人物が登場するのか想像しながら読んでみるとより楽しめるはずです。ももろさんの描く温かみのある絵とともに、心がほっとするひとときを味わえる一冊です。ぜひ読んでみてください。

 

児童書のおすすめ本(8月25日)

書名 しょめい : チャーリーとフロッグ 手話の町の図書館となぞのメッセージ

著者 ちょしゃ : カレン・ケイン/著 根本美由紀/訳

出版社 しゅっぱんしゃ : 岩崎書店


 チャーリーは10歳の男の子。彼の両親は動物保護の仕事で世界中を巡っていて、動物たちを驚かさないよう手話の指文字を使うことがあります。このため、チャーリーも手話の指文字を自然と覚えています。
 ある日、チャーリーは町の図書館で手話を使う小柄なおばあさん、アギーと出会います。しかし、アギーはすぐに2人組の男に追われて行方不明になってしまいました。アギーの残したなぞのメッセージを解くため、チャーリーはキャッスルろう学校にいる女の子、フロッグを訪ね、事件を解決すべく、2人で捜査を開始しました。チャーリーは指文字や筆談でフロッグとコミュニケーションを取りつつ、手話も覚え始めたところです。さて、事件は解決するのでしょうか?消えてしまったアギーは無事なのでしょうか?
 「手話×図書館×ミステリー」という異色の組み合わせのお話が、あなたを冒険へと誘います。

児童書のおすすめ本(8月18日)

書名 しょめい : キミの「なぜ」も世界を変える!? ものすごい研究図鑑

出版社 しゅっぱんしゃ : Gakken


 世の中には、まだ解き明かされていないことがたくさんあります。本書では、身近ななぜ?どうして?を解明すべく、さまざまな研究に取り組んでいる12人の先生たちを紹介しています。
 例えば「余った白菜で環境にやさしいコンクリートを爆誕させちゃった先生」や、「ジブリ映画で観た飛行機にあこがれて空の交通整理に取り組む先生」など、目次を見ただけで興味が湧いてきます。なぜその研究をしようと思ったのか、どんな子ども時代だったのか、出会いや挫折、研究の様子や詳しい内容も写真やイラストで分かりやすく解説されています。
 「研究」というと少し堅苦しいような感じもしますが、この本を読み進めていくと、興味があることをとことん突き詰めていくワクワク感が伝わってきます。
 特に先生方からのメッセージは、これから先の進路に迷っているみなさんの背中を、きっと押してくれることでしょう。

児童書のおすすめ本(8月11日)

書名 しょめい : この本をかくして

著者 ちょしゃ : マーガレット・ワイルド/文 フレヤ・ブラックウッド/絵 アーサー・ビナード/訳

出版社 しゅっぱんしゃ :岩崎書店


 ピーターの街の図書館は、戦争で爆弾を落とされ、焼けてしまいました。人々は思わず立ちどまり、爆風で舞い散るページのかけらに手を伸ばします。図書館にあった全ての本は失われ、無事だったのはピーターのお父さんが借りていた一冊の本だけでした。
 たった一冊残った赤い表紙の本。お父さんはその本を、金よりも銀よりも宝石よりも大切な宝物だと言いました。本には、家族や国の大切な記憶や歴史が刻まれていました。
 その後ピーターたちは街を追われ、行くあてもなくさまようことになります。
 やがて、お父さんは力尽き、重い本はピーターの手に託されます。ピーターと赤い本は、どんな運命をたどるのでしょうか。
 これは遠い国の図書館のお話ですが、世界のどこでも起こり得ることです。
 だからこそ、あなたの近くにある図書館の、歴史や文化を伝える本の棚を、そっとのぞいてみてほしいのです。金や宝石よりも、ずっと大切な宝物がそこにあるかもしれません。