小中学生へおすすめ!
児童書おすすめ(11月6日)
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主人公のロップは、精霊の子どもです。精霊たちは人間にとりつくことではじめて一人前になることができます。ロップはまだ一度も人間にとりついたことがありません。
そんなロップはある日、海で遭難している少年を発見し、彼にとりつくことを決めたのです。しかし、とりつく方法を教わっていなかったロップは…。
心優しいロップは少年を看病するうちに、少年が母親と引き離されたという辛い過去を知り、母親を探すため動き出します。
物語の中には、いろいろな精霊たちが登場します。海賊やファッションデザイナー、舞台監督にとりついた
精霊…。ロップは仲間の精霊たちの力を借りながら、懸命に少年の母親を探し始めます。ロップは少年に出会い、人間のもつ感情の豊さに気づいていきます。温かくもどこか切ない精霊と人間の物語。はたしてロップと少年は、無事に母親を見つけ出すことができるのでしょうか?
児童書おすすめ(10月30日)
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室町時代に誕生したといわれる和ろうそく。石油から作られる西洋ろうそくとは違い、植物から作られていて、すすが少なく、ゆらゆらとゆらめく炎が特長です。
「和ろうそくって、どうやって作られ、なにからできているのだろう。」
工房では、職人の手により全ての工程が手作業で進んでいきます。和紙や植物の髄(ずい)(中心の柔らかい部分)を串に巻き真綿をからめた芯に、ドロドロに溶かした蠟(ろう)をぬり重ねていくのです。
では、その材料はどこから来たのでしょう。
和ろうそくのもとをたどっていくと、蠟の原料となるハゼの木の実をとる人、蠟を絞り固めて作る人、その絞りカスを使って藍染をする人、藍染で使い終わった灰を使って焼き物を焼く人と、さまざまなモノと仕事がつながっていきます。
ひとつの役割を終えたモノが、次の職人によって生かされ、循環していく。自然の恵みを生かし切る、モノと人とのめぐりの見事さに驚かされました。
児童書おすすめ(10月23日)
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バドは町の小さなホテルの息子です。ある日、旅のくつ屋がホテルにやってきました。とても腕の良い職人で、旅をしながら街角で店を開き商売をしているのです。旅先での楽しい話をきかせてくれるくつ屋がバドは大好きでした。あの日、彼が町を調べ回る姿を見るまでは。くつ屋の様子を知った大人たちは怯えうろたえます。そしてバドは町の真ん中にそびえたつ「槍の塔」の存在に気づくのです。この塔はいったい何のために存在しているのでしょうか。28~29頁に描かれた塔の絵からは、夜の町のしんとした空気が伝わってくるようです。物語ではこの町の隠された秘密が少しずつ明らかになっていきます。相手がどんな人なのか考えるとき、あなたはどこに注目しますか?その人の言葉?それとも行動?この町にやってきた旅のくつ屋の正体を、ぜひ確かめてみてください。
児童書おすすめ(10月16日)
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遠足の途中に乗っていたバスが故障し、携帯電話もつながらない田舎道で助けがくるのを待っていたコリン、タラ、グレース、ルーカス、フィオーリ先生の5人。嵐が来たために近くの屋敷へ避難します。長く人の住んでいない屋敷はひどく荒れていて、無人のはずなのに何者かが潜んでいるような不気味さがありました。キッチンでコリンは1冊の本を見つけます。本のタイトルは「彼の名はウォルター」。鮮やかでまるで生きているような挿絵にコリンは心を奪われ、読みたいと強く思います。しかしその本を手にしたせいで、5人は恐怖の一夜を過ごすことに・・・。
どうしてコリンはこの本に惹きつけられたのか。どうしてこの本が書かれたのか。最後まで読み終えたとき、タイトルの本当の意味がわかり、読む前とは印象が全くちがってみえるでしょう。登場人物が少ないので、海外の本はカタカナが多くて苦手という人にも読みやすく、ちょっと怖いミステリーです。
児童書おすすめ(10月9日)
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ふつうってなんだろう?生徒手帳に赤毛証明の印を押された中学生のめぐは、自分がふつうじゃないって言われているようで、なんだか納得できません。
幼なじみの紘は、生まれつき両足のひざから下がなくて、車いすで生活しています。親友のサワちゃんは母子家庭で、同級生の吉川さんは、ずっと学校に来ていない…これってふつうじゃないってことですか?
夏休みのある日、紘の車いすバスケットの練習を見に行っためぐとサワちゃん。その帰り、紘の車いすはタイヤがパンクしていました。誰がこんなひどいことをしたのでしょう。
人の心の中にある妬みや怒り、悲しみなどいろんな感情が、思春期の心に影を落とします。
多様性を尊重しようといわれる時代ですが、私たちの意識は変わっているでしょうか。差別をしているつもりじゃなくても、同じ目線で考えられなくなっていませんか。この本を読んで、家族や友だちと考えてみるのはいかがでしょう。
児童書おすすめ(10月2日)
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1972年に日本で出版された第1作目の『ふたりはいつも』は、今年で出版から50年を迎え、半世紀を経た今もなお色褪せることなく、幅広い世代に愛されています。
半世紀を経た今もなお色褪せることなく、幅広い世代に愛されています。
登場人物は、内気ながまくんと陽気なかえるくん。性格は正反対ですが、ふたりは大親友。たまにはケンカをすることもありますが、晴れの日も雨の日も雪の日も、どんな時もふたりで一緒に過ごしています。そんな、お互いを認め深く思い合う姿に、思わず心が温かくなります。
ユーモラスでちょっぴり切ない、がまくんとかえるくんのかけがえのない日常を堪能できる一冊です。大人には懐かしく、こどもには新鮮に映る友情物語を、家族みんなで楽しんでみてください。
児童書おすすめ(9月25日)
ダイアナ・ダーク/著 大塚 敦子/訳
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「ぼくはときどきふと思うことがあった。猫たちは、この戦争で変わってしまった自分たちの生活のことを、いったいどう思っているのだろうか」と。この本の著者、アラー・アルジャリールさんの言葉には、小さき者へのあたたかな想いが込められています。
シリアでは、2011年から始まった「アラブの春」という民主化運動をきっかけに内戦が続き、町は破壊され人々は命の危険にさらされていました。戦争が起こると、子どもたちや動物が、一番初めに犠牲になってしまうのは悲しい現実です。誰もが自分の事で精一杯な状況の中、負傷者の救助や、置き去りにされた猫の保護を続けた彼の姿は、住民の心の支えとなり、「アレッポのキャットマン」として世に知られ、人々の心に希望を芽生えさせました。
世界には、戦争で苦しんでいる人がたくさんいます。日本から遠く離れた国でも、きっと思いは届くはずです。何かできることはないか考えてみて下さい。
児童書おすすめ(9月18日)
歴史から考えよう「災害を生きぬく未来」
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今から1500年前、火山の噴火によってふりつもる火山灰にうもれて命を落とした「よろい姿の人」がいました。勇者のような立派ないでたちのその人物は、なぜ、噴火から逃げることができなかったのでしょうか。
推理するてがかりは、昔の人たちが残した生活のあとである、遺跡にあります。遺跡には、石器や土器など、昔の人たちが使っていた道具の他に、火山灰にうもれた田んぼのあとや、くずれた石垣のあとなど、自然災害のあとが残っていることもあります。
この本では、過去に災害が起こった遺跡を調べることで、その時の災害のありさまと、災害にあったときの昔の人たちの行動を解き明かしていきます。
私たちが住む日本では、今までにたくさんの自然災害が起きてきました。昔の人たちが災害や防災について学んだことを今にいかすために、昔に起こった災害を知りましょう。
児童書おすすめ(9月11日)
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忘れ物を届けるため、転校してきたばかりのクラスメート・厚司が住む団地に向かった翔太と純。
翔太は、到着して見えた景色に違和感を覚えます。
建てられてからしばらく経つはずの団地が綺麗なのです。子どもたちの髪型から遊びまで、まるでどこかで見た昭和の時代のような光景が広がっていました。
翔太は古書店を営むじいちゃんの家で、団地での体験を話しますが、団地にはもう行くなと言うばかりで、謎は深まります。
ある日、古書店に出し切れない本を入れている段ボールの中から、1冊の本を見つけます。本の内容が団地での体験と一致して驚いた翔太は、なんとか謎に迫ろうと、純や厚司と力を合わせます。
物語が進むにつれ、奇妙だと思っていた出来事同士が少しずつつながり始めます。厚司やじいちゃんとの関係に悩む翔太は、無事に真相にたどり着けるのでしょうか?不思議な出来事に隠された理由を知った上で、もう一度じっくりと読み返したくなるお話です。
児童書おすすめ(9月4日)
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佐賀県立図書館にこの夏『みんなの森(森の字は、3つの本で構成した創作漢字です。)』が新しく誕生しました。『みんなの森』は、さまざまな形式の本や読書を助ける道具を使って、自分に合ったカタチで自由に読書を楽しむことができる場所です。
自分に合ったカタチ…というと、みなさんは何を想像しますか?このことについて考える前に、一人ひとりの「ちがい」について思いをめぐらせてみましょう。
今、世界では様々な「ちがい」があることを認め、お互いを大切にしていこうという考え方が広がっています。 得意なことや苦手なことに応じて仕事の役割を分担し、あなたらしさも他の人の生きやすさも、同じように尊重する。自分だけでは難しいことでも、誰かの協力や便利なテクノロジーがあればできることが増えてきているのです。
この本では、「障害」をテーマにして、世の中にある様々な「ちがい」を身近なものとして紹介しています。まずは知ることが理解を深める第一歩!心のバリアをはずしてみましょう。