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2025年6月の記事一覧

児童書のおすすめ(6月10日)

書名 しょめい :まいどばかばかしいお笑いを!

著者 ちょしゃ : 赤羽 じゅんこ/作 フジタ ヒロミ/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : 講談社


 小学生の天音は、おしゃべりが好きで、家でも学校でもよくしゃべる女の子。

 おしゃべりが好きなら落語でも習ってみたら?と、お母さんの知り合いの女性落語家悠々亭若葉さんを紹介してもらいます。

 天音は近所の老人ホームで、2か月後に落語の『転失気(てんしき)』を披露することになり、若葉さんに稽古をつけてもらいながら、覚えたことをただ一方的にしゃべるのではなく、相手に伝わるようにしゃべらなければならないことを学び、本番当日を迎えます。

 天音の落語は、果たして成功するのでしょうか?最後の「落ち」にも注目です!

 巻末には、落語のはじまりや、江戸落語と上方落語の違い、落語の登場人物のくらしなど、ひとくちメモもついています。  物語を楽しみながら、日本文化を学ぶことができる本です。

児童書のおすすめ(6月3日)

書名 しょめい : 日本のことばずかん そら

著者 ちょしゃ : 神永 曉/監修

出版社 しゅっぱんしゃ : 講談社


 ふと空を見上げてみると空にはたくさんの表情があり、天気や季節、時間帯によって、全く違う顔を見せてくれます。

 人々はその空の様子に美しい名前をつけてきました。例えば、晴れを表す言葉だけでも、つゆ晴れや夕晴れ、日本晴れなど様々な呼び名があります。この本では、そのような天気や自然を表す言葉を写真と一緒に紹介しています。

 今は雨の季節。たくさんの雨の表情に出合えます。雨の名前を表す言葉はなんと400以上あると言われています。

 また、雨かんむりの漢字も350以上あります。その中でも一番画数の多い字は䨻です。 雷が四つ並んだ不思議な漢字は、何と読むのか、どういう意味なのか、本の中で探してくださいね。

 この時期、うんざりすることもありますが、雨がどんな風に降っているのか、どんな音がするのか、じっと観察してそれに近い雨の名前を探したり、オリジナルの名前をつけて楽しむのもいいかもしれません。