2019年4月の記事一覧

4月30日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日4月30日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、5月7日(火曜日)からです。
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『静寂と沈黙の歴史』

 アラン・コルバン/著、藤原書店/刊、請求記号:230.5/C,88
 内容:現代社会で失われつつある静寂や沈黙。歴史家にとって把握するのが困難な対象だったこれらの近代ヨーロッパにおける布置を、“感性の歴史家”アラン・コルバンが描き出す。「音の風景」と対をなす書。
   著者紹介:1936年フランス生まれ。カーン大学卒業。パリ第1大学名誉教授。著書に「娼婦」「においの歴史」など。

『一番やさしい自治体財政の本』

 小坂 紀一郎/著、学陽書房/刊、請求記号:349/Ko,82
 内容:自治体財政について、その制度から予算の読み方、財政診断、財政の改革まで、市町村の例を中心にわかりやすく解説。もっと詳しく知るための情報案内も収録する。各種数値を更新した第2次改訂版。
   著者紹介:1941年生まれ。東京大学法学部卒業。米国シラキュース大学マクスウェル・スクール行政学修士。自治大学校客員教授、東京ジュニアオーケストラソサエティ理事長。

『「このがん治療でいいのか?」と悩んでいる人のための本』

 佐藤 典宏/著、時事通信出版局/刊、請求記号:454.5/Sa,35
 内容:がん治療は「情報戦」。多くのがん患者が遭遇する、手術、抗がん剤治療、生活習慣、その他の治療についての問題をピックアップし100を超える論文から引用したがん治療に関する信頼性の高いエビデンスを紹介する。
 著者紹介:1968年福岡県生まれ。九州大学大学院へ入学し学位(医学博士)を取得。その後米国ジョンズ・ホプキンス大学医学部に留学し、がんの分子生物学を研究。産業医科大学第1外科講師、外来医長。

『Tap』

 アニンディヤ・ゴーシュ/著、日経BP社/刊、請求記号:675/G,35
   内容:状況、場所、時間、天気、混雑度、端末×フォーマット…。「9つの力」が購買行動を決定づける! 気鋭の経営学者が、最新研究と膨大なデータをもとに消費者の行動パターンを明らかにし、消費者を動かす法則を解説する。
 著者紹介:ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスのハインツ・リールビジネス学教授。MBAのサイト『ポエッツ・アンド・クアンツ』で世界の40歳以下のトップ教授40人に選出された。

『猫と藤田嗣治』

 内呂 博之/監修、エクスナレッジ/刊、請求記号:723.1/N,62
 内容:お気に入りのモチーフとして猫を描き続けた画家・藤田嗣治。猫が主役を演じているものや脇役をつとめているものなど、様々な表現の藤田による猫の絵を集め、ネコ研究者の視点から作品解説、猫の考察を行う。
 

4月23日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日4月23日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、4月30日(火曜日)からです。
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『これからを生きる君へ』

 天野 篤/著、毎日新聞出版/刊、請求記号:159.7/A,43
 内容:医学部を目指して3浪、そして天皇陛下の執刀医へ。数々の挫折を乗り越えてきた著者が、これまでの人生を振り返り、失敗を繰り返しながら得た「ブレない軸の作り方」を綴る。『毎日新聞』連載を加筆・改編・改題し書籍化。
   著者紹介:1955年埼玉県生まれ。日本大学医学部卒業。日本大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。2012年天皇陛下の心臓バイパス手術の執刀を行う。「医龍」等の映像作品監修も務める。

『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』

 内藤 正典/著、集英社/刊、請求記号:334.4/N,29
 内容:世界の動きとは反対に、外国人労働者に門戸を開放した日本政府。外国人労働者、移民、難民はどう違うのか。彼らとどう接したらいいのか。国境線を越えて人が動くことの影響を、わかりやすく解説する。
    著者紹介:1956年生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。著書に「となりのイスラム」など。

『家族終了』

 酒井 順子/著、集英社/刊、請求記号:367.3/Sa,29
 内容:生涯未婚率の上昇、事実婚、シングル親、同性婚、ステップファミリー、ルームシェアする疑似家族、毒親…。変遷し多様化する日本の家族状況と家族観を掘り下げる。『学芸・ノンフィクション』『よみタイ』掲載を加筆修正。
 著者紹介:1966年東京都生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。広告会社勤務を経て執筆専業となる。「負け犬の遠吠え」で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。ほかの著書に「百年の女」など。

『これから始める人のための銃猟の教科書』

 東雲 輝之/著、秀和システム/刊、請求記号:659/Sh,67
 内容:狩猟の基礎知識から、ライフル・散弾銃猟の免許、装備、獲物の獲り方、おいしくいただく料理法まで。これから始める人に向けて、銃猟のすべてをわかりやすく図解します。クレー射撃などの射撃競技についても掲載。
 著者紹介:1985年生まれ。福岡県出身。九州工業大学大学院修了。エンジニアリング会社退職後、猟師の道を志す。ブログ『孤独のジビエ』管理人。

『菓子珊珊』

 山下 惠光/著、平凡社/刊、請求記号:791.7/Y,44
 内容:千葉県の初夢漬、岡山県の千本桜、岩手県の明がらす…。郷土の菓子を茶の湯者の目から見直し、どのような器を取り合わせるか吟味する。表千家同門会月刊機関誌『同門』連載を単行本化。
 著者紹介:昭和4~平成27年。香川県生まれ。東京美術学校工芸科卒業。表千家家元元教授。社団法人表千家同門会本部理事など歴任。著書に「初風炉」「茶の工芸」「わが茶の湯」など。

4月9日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、4月9日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、4月16日(火曜日)からです。
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『「広告の著作権」実用ハンドブック』

 志村 潔 ほか/著、太田出版/刊、請求記号:021.2/Sh,56
 内容:オリンピックというコトバは広告利用できる? 仕事で使ったイラストを個人的に使える? 広告代理店で法務から経営まで担当した元デザイナーが、広告現場で発生する「著作権」問題についてわかりやすく解説する。
 著者紹介:1955年山梨県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。元廣告社株式会社代表取締役社長。日本広告学会会員。

『恐竜の教科書』

 ダレン・ナイシュ/著、創元社/刊、請求記号:457.8/N,28
 内容:恐竜の起源から、体の構造、生態と行動、多様性、進化、大量絶滅とその後まで。世界で最も活躍しているイギリスの研究者2人が、最新の研究結果だけでなく、その背景や歴史にも触れながら解説する。約200点の図版を収録。 
 著者紹介:サイエンスライター、技術編集者、古生物学者。

『ミズノ先生の仏像のみかた』

 水野 敬三郎/著、講談社/刊、請求記号:718/Mi,96
 内容:仏像の顔は日本人? 目がキラキラ光るのはなぜ? 仏像を横からみると何がわかるの? 仏像の中には何がはいっているの? 仏像研究の第一人者が、仏像の見かたや考えかたを、一般の仏像愛好者にわかるようやさしく語る。
 著者紹介:1932年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科美術史に学ぶ。東京芸術大学名誉教授、新潟県立近代美術館名誉館長、半蔵門ミュージアム館長。著書に「奈良・京都の古寺めぐり」など。

『eスポーツ論』

 筧 誠一郎/著、ゴマブックス/刊、請求記号:798.5/Ka,24
 内容:世界から7年遅れている日本が、eスポーツ先進国になるために、何をするべきか。競技性のあるテレビゲームやPCゲーム「eスポーツ」の歴史や日本での流れ、プロゲーマーの可能性、大会等を、第一人者が解説する。
 著者紹介:1960年東京生まれ。成城大学法学部卒業。電通でエンタテインメント事業に従事。2010年電通を退社。eスポーツコミュニケーションズ合同会社代表。「日本eスポーツリーグ」を主催。

『考える葦』

 平野 啓一郎/著、キノブックス/刊、請求記号:914.6/H,66
 内容:文学とは、芸術とは、社会とは、生きるとは、何か-。作家生活20年を支える、弛みなき平野啓一郎の思考の軌跡。文学、思想、美術、音楽、エンタテインメントから社会問題まで、広範なテーマに亘る67篇を集成。 
 著者紹介:1975年愛知県生まれ。北九州市出身。「日蝕」で芥川賞、「決壊」で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「ドーン」でドゥマゴ文学賞を受賞。

4月2日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、4月2日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、4月9日(火曜日)からです。
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『千手観音と二十八部衆の謎』

 田中 公明/著、春秋社/刊、請求記号:186.8/Ta,84
 内容:どうしてインドから千手観音の確実な作例が発見されていないのか。大悲呪は本当に千手観音の陀羅尼なのか。二十八部衆の起源は-。多くの謎を、新たに発見あるいは同定された新資料に基づいて解明する。
 著者紹介:1955年福岡県生まれ。文学博士(東京大学)。東方学院非常勤講師、慶應義塾大学非常勤講師、東洋大学大学院非常勤講師。チベット文化研究会副会長。

『孤独』

 榎本 博明/著、クロスメディア・パブリッシング/刊、請求記号:361.4/E,63
 内容:スマートフォン、SNS中毒など、いまの日本に蔓延している「つながり依存」の実態と問題点を指摘し、そこから抜け出すための処方箋として、「ひとりの時間」を持つことを提案。孤独の効用を説く。チェックリスト付き。
 著者紹介:1955年東京生まれ。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。MP人間科学研究所代表。著書に「かかわると面倒くさい人」「「上から目線」の構造」など。

『ヴィクトリア朝の女性たち』

 山村 明子/著、原書房/刊、請求記号:383.1/Y,32
 内容:レジャーの発展とともに女性参加は増え、それにともなって彼女たちのファッションも機能的に変化してゆく-。ヴィクトリア朝の女性たちの生活文化を、ファッションやスポーツへの関心・参加という視点から描いた異色の文化史。 
 著者紹介:日本女子大学大学院家政学研究科被服学専攻修了。博士(学術)。家政学者。東京家政学院大学教授。

『もしも宇宙に行くのなら』

 橳島 次郎/著、岩波書店/刊、請求記号:440.4/N,99
 内容:生命科学・医学、ジェンダー、人工知能やロボットの問題、人類の進化などをテーマに、人類の未来を描く優れたSF作品をヒントにしながら議論する。未来への想像力を取り戻すための思考実験。
 著者紹介:1960年生まれ。生命倫理政策研究会共同代表。専門は生命科学・医学を中心にした科学政策論。著書に「生命の研究はどこまで自由か」「精神を切る手術」など。

『「リンゴの唄」の真実』

 永嶺 重敏/著、青弓社/刊、請求記号:767.8/N,15
 内容:敗戦後の人々を勇気づけたとされる「リンゴの唄」は、どのようにして誕生し、当時のメディアとどのような関係を切り結び、どのように人々に歌われたのか。「リンゴの唄」のリアルな姿を捉え直し、その力を再検討する。
 著者紹介:1955年鹿児島県生まれ。九州大学文学部卒業。出版文化・大衆文化研究者。日本出版学会、日本マス・コミュニケーション学会、メディア史研究会会員。著書に「オッペケペー節と明治」など。