2019年1月の記事一覧

1月29日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、1月29日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、2月5日(火曜日)からです。
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『海と陸をつなぐ進化論』

 須藤 斎/著、講談社/刊、請求記号:467.5/Su,14
 内容:「地球」という舞台の上で、複雑につながりあう生物たち。いったい彼らはどのような影響をおよぼしあってきたのか? 気鋭の若手研究者が、地球規模の環境変動から壮大な生命史を読み解く。 
 著者紹介:1976年生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻准教授。「0.1ミリのタイムマシン」で産経児童出版文化賞大賞受賞。

『人類との遭遇』

 イ サンヒ ほか/著、早川書房/刊、請求記号:469.2/I,11
 内容:原始人は人食い人種だった? 農業はヒトにとって害のほうが大きい発明だった? ヒトだけがなぜ長寿になった? ヒトの起源を探求する古人類学を、予備知識のない読者を想定してやさしく解説した入門書。
 著者紹介:カリフォルニア大学リバーサイド校人類学教授、人文学・芸術・社会科学学部副学部長。

『和の菓子』

 高岡 一弥 ほか/著、パイインターナショナル/刊、請求記号:588.3/W,37
 内容:日本には、各季各月どんな和の菓子があるのか。11月から始まる茶の暦に従い、新年・新春にちなんだ菓子、雛菓子や桜にちなんだ華やかな菓子、夏の涼しげな菓子など、美しい写真と解説を添えて紹介する。
 著者紹介:1945年京都府生まれ。アートディレクター。大阪芸術大学教授。「千年」で講談社出版文化賞受賞。

『日本料理はなぜ世界でいちばんなのか』

 渡辺 康博/編、あさ出版/刊、請求記号:673.9/W,46
 内容:師匠と弟子の絶対的な関係、板場の厳しい修業と熱い仲間意識…。全国36店で流れ板を経験し、吉兆で指導者として活躍した著者が、「日本料理」という文化・芸術の奥深さとその凄さを伝える。
 著者紹介:1968年福岡市生まれ。株式会社春義代表取締役社長(兼・統括総料理長)。西日本佐藤調理師会参与。経営者・料理長のかたわら、大学での講演、料理人・料理長向け講座の講師としても活動。

『ジャポニスム』

 宮崎 克己/著、講談社/刊、請求記号:702.3/Mi,88
 内容:19世紀に西洋を熱狂の渦に巻き込んだ日本ブームが、モダンな感性を生み出した。モネやゴッホといった著名な芸術家だけでなく、社会的な広がりの中でジャポニスムを考察。近代の美意識の源流として、日本の存在を位置づける。
 著者紹介:1952年生まれ。東京大学、パリ第4大学大学院などで美術史を学ぶ。ブリヂストン美術館副館長などを経て、昭和音楽大学教授。専門は美術史、文化交流史。著書に「ルノワール」など。

1月22日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、1月22日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、1月29日(火曜日)からです。
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『さよなら、仏教』

 高橋 卓志/著、亜紀書房/刊、請求記号:180.4/Ta,33
 内容:42年間、坊さんのふりをしたまま、言い訳を続けてきた-。元神宮寺住職が、形式的ではない言葉で人生を終えた人々を送りたいという想いから、本当の事が云える場所への到達を目指し、再誕の旅に出ようと決意するまでを語る。
 著者紹介:1948年長野県生まれ。龍谷大学文学部卒。元神宮寺住職。NPO法人ライフデザインセンター理事、龍谷大学客員教授。著書に「寺よ、変われ」「チェルノブイリの子どもたち」など。

『犬であるとはどういうことか』

 アレクサンドラ・ホロウィッツ/著、白揚社/刊、請求記号:489.5/H,89
 内容:犬があなたの体に鼻を寄せたとき、いったい何を嗅ぎ、何に気づいているのか? 犬の認知行動の権威である著者が、ユニークな観察をとおして、匂いで世界を知ること=「犬であること」を明らかにする。 
 著者紹介:カリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号を取得。コロンビア大学バーナード・カレッジで教鞭をとるかたわら、犬の認知研究室を主宰し研究を行っている。著書に「犬から見た世界」がある。

『隠れたキーマンを探せ!』

 ブレント・アダムソンほか/著、実業之日本社/刊、請求記号:673.3/A,16
 内容:「大企業との、利益率の高い契約」を獲得するためのアプローチを「モビライザー」と「コマーシャルインサイト」というキーワードを中心に解説する。「チャレンジャー・セールス・モデル」続編。 
 著者紹介:CEBのセールス&マーケティング・プラクティスのプリンシパル・エゼクティブ・アドバイザー。

『うつ病とサッカー』

 ロナルド・レング/編、ソル・メディア/刊、請求記号:783.4/R,27
 内容:サッカーの元ドイツ代表GKロベルト・エンケ。模範的なエリートアスリートであり、成功の絶頂にいた彼はなぜ自ら命を絶ったのか? ロベルトの残した日記をもとに、彼の生涯と知られざるうつとの闘いを描く。
 著者紹介:1970年フランクフルト生まれ。スポーツジャーナリスト、作家。エンケと友情を築いたバルセロナに10年間滞在。ドイツ年間最高のルポルタージュに与えられる賞を8度受賞。

『忘れるが勝ち!』

 外山 滋比古/著、春陽堂書店/刊、請求記号:914.6/To,79
 内容:忘れる頭は、いい頭である-。95年、忘れることで生きてきた外山滋比古が、前向きに生きるためのヒントをつづる。頭の中のよけいなゴミをだして、人生を有意義に生きる知恵が満載。 
 著者紹介:1923年愛知県生まれ。東京文理科大学英文学科卒業。英文学者文学博士、評論家、エッセイスト。お茶の水女子大学名誉教授。著書に「思考の整理学」など。

1月15日の新着図書からおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、1月15日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、1月22日(火曜日)からです。
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『若い読者のための哲学史』

 ナイジェル・ウォーバートン/著、すばる舎/刊、請求記号:130.2/W,37
 内容:自由と精神を議論した古代から、今の時代を悩ませる、哲学的・倫理的な問いをするピーター・シンガーまで。西洋哲学史における偉大な思想家たちの世界と、最良の生き方についてのアイデアを案内する。
 著者紹介:イギリスの哲学者。哲学に関するポッドキャストを配信、統合的な哲学のウェブサイトも運営。英国立近現代美術館「テート・モダン」で現代の芸術と哲学に関するコースを教える。

『地球一やさしい宇宙の話』

 吉田 直紀/著、小学館/刊、請求記号:440.4/Y,86
 内容:宇宙はビッグバンで生まれたのではない! 月がなくなると地球の一日は8時間に! 気鋭の宇宙物理学者が、月や太陽系から宇宙の起源、ブラックホールに関する話題まで、最先端情報を文系人間にもわかるようにやさしく解説。 
 著者紹介:1973年千葉県生まれ。マックスプランク宇宙物理学研究所博士課程修了。東京大学大学院理学系研究科教授兼カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員。著書に「宇宙137億年解読」など。

『俳画のすすめ』

 豊島 宗七/著、秀作社出版/刊、請求記号:721.7/To,92
 内容:現代俳画家の第一人者、直原玉青、藪本積穂、岩崎巴人の三画伯との交友、薫陶をうける中で研究した俳画の魅力と楽しみを、歴史を辿りながら平易に説く。 
 著者紹介:1934年愛知県生まれ。東京外国語大学中退。秀作社グループ代表。全国水墨画普及協会、全国俳画普及協会を創設、同会長。『俳画歳時記』『水墨画年鑑』主宰。著書に「水墨画のすすめ」など。

『クロースアップ・マジックコレクション』

 カズ・カタヤマ/編、東京堂出版/刊、請求記号:779.3/Ku,77
 内容:現代俳画家の第一人者、直原玉青、藪本積穂、岩崎巴人の三画伯との交友、薫陶をうける中で研究した俳画の魅力と楽しみを、歴史を辿りながら平易に説く。 
 著者紹介:1934年愛知県生まれ。東京外国語大学中退。秀作社グループ代表。全国水墨画普及協会、全国俳画普及協会を創設、同会長。『俳画歳時記』『水墨画年鑑』主宰。著書に「水墨画のすすめ」など。

『「プロレス」という文化』

 岡村 正史/著、ミネルヴァ書房/刊、請求記号:788.2/O,43
 内容:プロレスとはいったい何か。なぜファンは熱狂するのか。スポーツ社会学、ロラン・バルトのテキストなど様々な方法論でプロレスの現状を読み解き、知られざるワンダーランドの深奥に迫る。力道山のプロレスが持つ意味も解明。
 著者紹介:1954年三重県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。プロレス文化研究会代表。「力道山と日本人」で橋本峰雄賞を受賞。

1月8日(火曜日)のおすすめの五冊


新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、1月8日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、1月15日(火曜日)からです。
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『最後の読書』

 津野 海太郎/著、新潮社/刊、請求記号:019/Ts,81
 内容:80代になると、本の読み方味わい方は深くなる。筋金入りの読書家が、老いてこそわかった読書の醍醐味を綴る。「蔵書との別れ」「いつしか傘寿の読書日記」など17編を収録。『Webでも考える人』連載を単行本化。
 著者紹介:1938年福岡生まれ。早稲田大学卒業。評論家。「滑稽な巨人」で新田次郎文学賞、「ジェローム・ロビンスが死んだ」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。他の著書に「花森安治伝」など。

『明治維新の「噓」を見破るブックガイド』

 田中 聡/著、河出書房新社/刊、請求記号:210.61/Ta,84
 内容:明治維新は近代日本の偉業か? テロリストたちのクーデターだったのか? いま、明治維新像が見直されている。古典から最新の名著まで、明治維新の全貌を把握するための必読書を紹介する。
 著者紹介:1962年富山県生まれ。著述業。著書に「健康法と癒しの社会史」「江戸の妖怪事件簿」「電気は誰のものか」など。

『陰陽五行でわかる日本のならわし』

 長田 なお/著、淡交社/刊、請求記号:382.1/O,72
 内容:なぜ神社の狛犬は左右一対なのか。なぜ八十八夜に新茶を摘むのか-。現在の生活の中でも色褪せることなく生き続けている陰陽五行について、身近な例を引きながら、わかりやすくその考え方をひも解く。 
 著者紹介:学生時代から古典籍を研究。学校の講師や企業の企画、テレビや雑誌などを通して日本の伝統文化を伝える活動を展開。著書に「懐紙で包む、まごころを贈る」など。

『牡蠣の歴史』

 キャロライン・ティリー/著、原書房/刊、請求記号:664.7/Ti,4
 内容:有史以前から食べられ、2千年以上前から養殖もされてきた牡蠣の歴史を紹介。古今東西の牡蠣料理、牡蠣の保護、「世界の牡蠣産業の救世主」である日本の牡蠣についてもふれる。レシピ、牡蠣の保存法と殻の開け方も収録。
 著者紹介:食物史家。芸術家。20年間にわたって食品をモチーフにした装飾品や芸術作品を作り続けてきた。全米調理師協会が認定する最高位のマスターシェフの資格も持つ。

『作家と楽しむ古典』

 古川 日出男/著、河出書房新社/刊、請求記号:910.2/F,93
 内容:「平家物語」とそこに連なる中世の名作を、作家たちが読み訳す。池澤夏樹個人編集の「日本文学全集」で新訳を手掛けた作家たちによる古典案内、第4弾。2017年から2018年にかけて開催された連続講義を元に書籍化。
 著者紹介:1966年福島県生まれ。「アラビアの夜の種族」で日本推理作家協会賞等受賞。