2024年11月の記事一覧

児童書おすすめ(11月26日)

 

書名 しょめい :こどもに聞かせる一日一話 「母の友」特選童話集
著者  ちょしゃ :福音館書店「母の友」編集部/編

   福音館書店


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 「子どもも大人も一緒にお話の世界へ遊びにいきましょう」という言葉で始まるこの本には、雑誌「母の友」で長く続く企画「こどもに聞かせる一日一話」の中から選ばれたお話を中心に、みんなが大好きな絵本の人気者「ぐりとぐら」や「だるまちゃん」が登場するお話などが30話掲載されています。
 「ねぇ何かお話してよ」と子どもにお願いされたら、この本のお話を一日一話読んであげてみて下さい。「今日はどのお話にする?」と一緒に選んだり、お気に入りのお話が見つかれば繰り返し読むこともできます。寝る前に読んでもらえば、幸せな夢の世界へ飛び立つこともできるのです。
 子どもはお話を読んでくれた人のことを、忘れることはないといいます。自分だけに向けられたあたたかなまなざしと声は、大人になってもお話とともに心に残り続けるのです。この本との出会いが、子どもと大人が心をかよわせるきっかけになることを願っています。

 

児童書のおすすめ(11月19日)

 

書名 しょめい :絵画をみる、絵画をなおす保存修復の世界
著者  ちょしゃ :田口 かおり/著

   偕成社


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 みなさんは、世界で一番古い絵画を知っていますか?現存する世界最古の絵画は、4万年以上前に描かれた洞窟壁画といわれています。何万年何百年という途方もない年月を経てなお現代の私たちが美術品を鑑賞できるのは、さまざまな人々の手によって大切に受け継がれてきたからです。
 美術品に携わる職業に“修復家” という仕事があります。修復家とは、その名のとおり作品をなおす専門の職人のことです。
 「修復家の仕事はじっくり観察することからはじまる」と著者の田口かおりさんは語ります。作品の歴史をたどり、その作品にとって最もふさわしい修復方法を選び、後世へと伝えていきます。修復家は、過去・現在・未来を繋ぐ大切な役割を担っているのです。
 美術館などで鑑賞する際は、修復家をはじめとした美術品に携わってきた人々にも思いを巡らせてみてください。

 

児童書のおすすめ(11月12日)

 

書名 しょめい :漢字びっくり事典
著者  ちょしゃ :こざき ゆう/文 金田一 秀穂/監修 加納 徳博/絵

   ポプラ社


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 私たちが、ひらがな・カタカナとともに使いこなしている漢字。今から約3500年前に生まれたといい、長い歴史を持っています。学校でも習う身近な存在の漢字ですが、まだまだ知らない世界がたくさんあります。
 くさかんむり、しんにょう、もんがまえ…。漢字に習う時に覚えた部首。部首は、200種類以上もあるとされます。「けものへん」の「けもの」とは、何の動物が元になったか知っていますか?是非、本を手に取って確かめてみてくださいね。
 漢字の成り立ちや歴史、なんて聞くとなんだか難しく感じてしまうかもしれませんが、後ろの章では、クイズ形式に沿って楽しく漢字に触れることができます。国や偉人、植物の名前。そうだったの!?と驚くものもあるかもしれません。イラストが添えられているので、もし漢字に苦手意識を持っていても、楽しく読み進められますよ。

 

児童書おすすめ(11月5日)

 

書名 しょめい :SDGsってなあに?みらいのためにみんなができること たべる
著者  ちょしゃ :関 正雄/監修 WILLこども知育研究所/編・著

    株式会社 金の星社


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 みなさん、SDGsという言葉を聞いたことありますか。世界中のみんなで協力して解決していく問題のことです。目標は17個で世界中の人々が力を合わせて取り組み、2030年までに目標を達成することを目指しています。問題を解決するためには大きく社会を変える必要があります。そして、世界中のだれ一人取り残さずに達成することが大切です。
 目標の一つに「飢餓をゼロに」がありますが、みなさんは、ごはんの食べ残しはないでしょうか。豊かな国では食べ物が捨てられている一方で、その日の食べるものにも困っている人たちがたくさんいます。食べられる量だけ買う、食べ残しはしないなど、むだになる食べ物をできるだけなくなす目標をもちましょう。
 また、余った食料をあつめて、必要な場所へとどけるフードバンクという活動もありますので、利用してみてはどうでしょうか。