小中学生へおすすめ!

児童書のおすすめ(6月10日)

書名 しょめい :まいどばかばかしいお笑いを!

著者 ちょしゃ : 赤羽 じゅんこ/作 フジタ ヒロミ/絵

出版社 しゅっぱんしゃ : 講談社


 小学生の天音は、おしゃべりが好きで、家でも学校でもよくしゃべる女の子。

 おしゃべりが好きなら落語でも習ってみたら?と、お母さんの知り合いの女性落語家悠々亭若葉さんを紹介してもらいます。

 天音は近所の老人ホームで、2か月後に落語の『転失気(てんしき)』を披露することになり、若葉さんに稽古をつけてもらいながら、覚えたことをただ一方的にしゃべるのではなく、相手に伝わるようにしゃべらなければならないことを学び、本番当日を迎えます。

 天音の落語は、果たして成功するのでしょうか?最後の「落ち」にも注目です!

 巻末には、落語のはじまりや、江戸落語と上方落語の違い、落語の登場人物のくらしなど、ひとくちメモもついています。  物語を楽しみながら、日本文化を学ぶことができる本です。