小中学生へおすすめ!

児童書のおすすめ(11月19日)

 

書名 しょめい :絵画をみる、絵画をなおす保存修復の世界
著者  ちょしゃ :田口 かおり/著

   偕成社


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 みなさんは、世界で一番古い絵画を知っていますか?現存する世界最古の絵画は、4万年以上前に描かれた洞窟壁画といわれています。何万年何百年という途方もない年月を経てなお現代の私たちが美術品を鑑賞できるのは、さまざまな人々の手によって大切に受け継がれてきたからです。
 美術品に携わる職業に“修復家” という仕事があります。修復家とは、その名のとおり作品をなおす専門の職人のことです。
 「修復家の仕事はじっくり観察することからはじまる」と著者の田口かおりさんは語ります。作品の歴史をたどり、その作品にとって最もふさわしい修復方法を選び、後世へと伝えていきます。修復家は、過去・現在・未来を繋ぐ大切な役割を担っているのです。
 美術館などで鑑賞する際は、修復家をはじめとした美術品に携わってきた人々にも思いを巡らせてみてください。

 

児童書のおすすめ(11月12日)

 

書名 しょめい :漢字びっくり事典
著者  ちょしゃ :こざき ゆう/文 金田一 秀穂/監修 加納 徳博/絵

   ポプラ社


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 私たちが、ひらがな・カタカナとともに使いこなしている漢字。今から約3500年前に生まれたといい、長い歴史を持っています。学校でも習う身近な存在の漢字ですが、まだまだ知らない世界がたくさんあります。
 くさかんむり、しんにょう、もんがまえ…。漢字に習う時に覚えた部首。部首は、200種類以上もあるとされます。「けものへん」の「けもの」とは、何の動物が元になったか知っていますか?是非、本を手に取って確かめてみてくださいね。
 漢字の成り立ちや歴史、なんて聞くとなんだか難しく感じてしまうかもしれませんが、後ろの章では、クイズ形式に沿って楽しく漢字に触れることができます。国や偉人、植物の名前。そうだったの!?と驚くものもあるかもしれません。イラストが添えられているので、もし漢字に苦手意識を持っていても、楽しく読み進められますよ。

 

児童書おすすめ(11月5日)

 

書名 しょめい :SDGsってなあに?みらいのためにみんなができること たべる
著者  ちょしゃ :関 正雄/監修 WILLこども知育研究所/編・著

    株式会社 金の星社


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 みなさん、SDGsという言葉を聞いたことありますか。世界中のみんなで協力して解決していく問題のことです。目標は17個で世界中の人々が力を合わせて取り組み、2030年までに目標を達成することを目指しています。問題を解決するためには大きく社会を変える必要があります。そして、世界中のだれ一人取り残さずに達成することが大切です。
 目標の一つに「飢餓をゼロに」がありますが、みなさんは、ごはんの食べ残しはないでしょうか。豊かな国では食べ物が捨てられている一方で、その日の食べるものにも困っている人たちがたくさんいます。食べられる量だけ買う、食べ残しはしないなど、むだになる食べ物をできるだけなくなす目標をもちましょう。
 また、余った食料をあつめて、必要な場所へとどけるフードバンクという活動もありますので、利用してみてはどうでしょうか。

 

児童書のおすすめ(10月29日)

 

書名 しょめい :そらのことばが降ってくる 保健室の俳句会
著者  ちょしゃ :髙柳 克弘/作

    ポプラ社


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 クラスになじめず保健室登校をしている中学二年生のソラは、同じように保健室に通うハセオから俳句の句会にさそわれます。ソラはのらりくらりとそのさそいをかわしますが、ハセオが俳句を作る姿を見て段々と興味がわいてきます。
 そしてソラ、ハセオ、養護の先生の三人で初めての句会を行います。そこでハセオが作った俳句がソラを深く傷つけてしまいました。
 しかし、ハセオがソラに向けて詠んだ俳句は、決してソラを傷つけるための俳句ではありませんでした。ハセオが俳句に込めた本当の気持ちはソラに伝わるのでしょうか。
 自分の気持ちを言葉にして相手に伝えることの難しさ、その言葉を理解してもらえたときの喜び、言葉が持つ人を元気にする力を教えてくれる物語です。

 

児童書のおすすめ(10月22日)

 

書名 しょめい :おとな体験授業?
著者  ちょしゃ :なかがわ ちひろ/作

    アリス館


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 今日の授業は「おとな体験授業」。

 5人の生徒たちはグループになって、自分がどんなおとなになりたいかをそれぞれ紙に書きます。

 不思議なランプに火をつけ、ビーカーの中の金色の液体に紙を入れると、もわもわとした湯気がひろがり、おとな体験の世界へ出発です。

 けれども、自分がなりたい仕事を体験できるのかと思っていたら、友達がなりたいと言っていた仕事を体験することになってしまい…。

 自分がなりたい仕事ではなくてもそれが意外と得意なことだったり、将来の可能性が広がったりと、体験することで気づくことがあるということを教えてくれる一冊です。

 どんな仕事をしたいのか、どんな大人になりたいのか、今はまだわからないことが多いと思いますが、これからいろいろな体験をすることで、将来本当になりたい自分を見つけることができるのかもしれませんね。