小中学生へおすすめ!

11月8日のおすすめ


書名しょめい:『タイムマシンって実現できる?』
著者ちょしゃ:二間瀬 敏史 出版社 しゅっぱんしゃ:誠文堂新光社
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 ドラえもんの秘密道具タイムマシンがあったら夢の時間旅行に出かけることが可能かもしれませんね。こんなタイムマシンは空想の産物でしょうか。
 現在世界中の科学者が究極の理論を手に入れようと真剣に研究を続け、何種類かのタイムマシンを提案しているのだそうです。アインシュタイン博士を悩ませた難問は解決できるのでしょうか。
 速く動くと時間の進み方が遅くなることが分かっています。例えば時速300kmの新幹線で東京から博多まで行くと、時間が約10億分の1秒だけ遅れ、10億分の1秒だけ未来に行けます。既にタイムマシンはあったわけです。
 この本ではネズミのチュータとミライネコがタイムマシンの実現可能性を探っていきますよ。
読み進めていくうちに理系脳がきたえられるかもしれませんね。


11月1日のおすすめ


書名しょめい:『ゲゲゲの人生 わが道を行く』
著者ちょしゃ:水木しげる 出版社 しゅっぱんしゃ:NHK出版
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 君は悔いのない人生を過ごしているか?と聞かれて「そうですネ」と即答できる人は少ないでしょう。歳を重ねればなおさらで、「あの時ああしときゃ良かった……」などと悔やむことの連続です。
 『ゲゲゲの鬼太郎』の作者として知られる水木しげる先生(自称“水木サン”)は、どんな時も自分で決めたルールを基準にして生きた人です。例えば水木サンが子どもの頃、人が死んだらどうなるか気になって仕方がなくなり、弟を海に突き落としたことがあります(もちろん後でめちゃくちゃ怒られた)。太平洋戦争時の軍隊では、自分のトイレタイムを優先しすぎた結果、点呼に遅れ、脱走兵騒ぎにもなりました(後でめちゃくちゃ上官に殴られた)。
 さすがに、こうした巨匠漫画家の生きざまをそのまま取り入れることはオススメしませんが、いまや人生百年時代。一つだけでも、水木サンのような“あなた自身のルー ル”を心に決め、生きてみようではありませんか。


10月25日のおすすめ


書名しょめい:『10歳から知っておきたいお金の心得~大切なのは、稼ぎ方・使い方・考え方~』
著者ちょしゃ:八木 陽子/監修 出版社 しゅっぱんしゃ:えほんの杜
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 お父さん、お母さんたちはお金を稼いで、みなさんにお小遣いやお年玉をくれます。 お小遣い、お年玉、もらうと嬉しいですよね。
 お金があると色んなものが買えます。でも、「貯金しなさい」って言われることもありますよね。 
 物を買うときには値段がありますが、値段は誰がどうやって決めているのでしょうか?
 また、物を買うときに「消費税」も払います。これはどうして払わなければいけないのでしょうか?「貯金」するときの「銀行」ってどんなものなのでしょうか? 
 そもそも、お金って何でしょう? 
 丸い金属のお金、四角い紙のお金だけじゃなく、Suica、PayPay、LINEPayなどの実物がない電子マネーもありますね。 
 大事なことですが、意外と知らないお金のことについて、ばっちり知ることができますよ。


10月18日のおすすめ


書名しょめい:『「お手伝いしましょうか?」うれしかった、そのひとこと』
著者ちょしゃ高橋うらら/文 深蔵/絵  出版社 しゅっぱんしゃ:講談社
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 困っている人を見かけたとき、あなたならどうしますか? 
私たちは毎日いろいろな人と出会っています。ふだんなにげなく通る道で、目の不自由な人、車いすの人、赤ちゃんをつれた人、耳の不自由な人など、もしかしたら手助けを必要としている人たちとすれちがっているのかもしれません。でも、どう手伝ったらいいのかわからずとまどってしまうことが多いのではないでしょうか。
 この本は、声のかけ方やお手伝いの方法などを具体的に学ぶことができ、手助けを必要としている人たちの気持ちも知ることができる一冊です。
 「お手伝いしましょうか?」というひとことで救われる人たちがいることを知り、街なかで困っている人たちの手助けをするためには何ができるのかを自分でも考えてみませんか?


10月11日のおすすめ


書名しょめい:『ありちゃんあいうえお かこさとしの71音』
著者ちょしゃ:かこ さとし 出版社 しゅっぱんしゃ:講談社
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 『だるまちゃん』シリーズや科学の本で、子どもたちに親しまれてきたかこさとしさんは、2018年にこの世を去られました。
 この本は、ことばをおぼえはじめたばかりの子どもたちのために作られたあそび唄「ありさんあいうえお」と、孫の成長をあたたかなまなざしで詩に綴った「まごまごのうた」という未発表の2作品からなります。
 亡くなる数か月前、病院で出版の話を聞いたかこさんは、照れながらもうれしそうな笑顔を浮かべられていたそうです。
 皆さんは、「あいうえお」を覚えた時のことを覚えていますか。子どものときは、がぎぐげご、ざじずぜぞ、ばびぶべぼなどの濁音は、声に出すだけで楽しくなる魔法のことばでした。 
 今を生きる子どもたち、そしてかつて子どもだった大人のみなさんへの、かこさんからの最後のプレゼント。
 家族で一緒に、声に出して読んでみませんか。