小中学生へおすすめ!

児童書おすすめ(11月28日)




書名 しょめい
:『惑星のきほん』             

 著者  ちょしゃ :室井 恭子・水谷 有/著        


出版社 しゅっぱんしゃ
:誠文堂新光社
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 私たちの暮らす地球は太陽系の『惑星』という種類の星です。太陽の周りを回る惑星は他にも火星や金星などがあります。 惑星にはそれぞれ特徴があり、この本ではそんな惑星の特徴を写真やイラストを交えて、やさしく解説しています。たとえば、太陽に一番近い水星は1日がとても長く、地球での176日が水星での1日になります。木星に見える模様のようなものはとても大きな嵐です。大きさは地球がすっぽり入るくらいで、300年以上も続いています。 このように地球ではありえない環境やびっくりするような自然現象が、他の惑星にもまだまだたくさんあります。また、なぜ地球にだけ生命が存在しているのか、火星人はいるのかなどの疑問にも答えてくれます。宇宙には数えきれないほどたくさんの星がありますが、まずはこの本で身近な惑星について知ってみませんか?きっと宇宙や星についてもっと知りたくなるはずです。

 

児童書おすすめ(11月21日)




書名 しょめい
:『小学生博士の神社図鑑』             

 著者  ちょしゃ :佐々木 秀斗/著        


出版社 しゅっぱんしゃ
:桜の花出版
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 みなさんは「古事記」を知っていますか? 古事記は、日本の神さまの話がたくさん書いてある、とても古い本です。日本の神社は、主にこの古事記に出てくる様々な神さまをお祀りしています。 そんな古事記と神社に夢中になった小学生博士・佐々木秀斗くんの自由研究が本になりました。 日本にはどんな神さまがいるのか、どんな神社があるのか、神社とお寺の違いはなんなのか…日本の神さまと神社にまつわる様々な話が、秀斗くんのシンプルな説明とたくさんのイラスト、写真で分かりやすくまとめられています。また、日本の神さまと神社を知ることで、日本の文化、歴史、昔からの考え方にふれることができます。この本では、それまで知らなかった日本の姿も知ることができますよ。分かりやすく、大人が読んでもためになる内容となっているので、親子などで一緒に読んでも楽しめるはず。大人も子どもも、読み始めたら止まらなくなってしまう一冊です。

 

児童書おすすめ(11月14日)




書名 しょめい
:『ディズニーのそうじの神様が教えてくれたこと』             

 著者  ちょしゃ :鎌田 洋/著        


出版社 しゅっぱんしゃ
:SBクリエイティブ
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 みなさんは、ディズニーランドに行ったことがありますか?行ったことがない人でも、一度は行ってみたいと思うのではないでしょうか。なぜ、私たちはディズニーランドに心惹かれるのでしょうか?その秘密を知っているのが、ディズニーの「そうじの神様」です。この本は、ディズニーランドを舞台にカストーディアル・キャスト(清掃員)たちによって繰り広げられる4つの物語で構成されています。そして、この4つの物語すべてに影響を与えているのが、ディズニーの世界で「そうじの神様」と呼ばれているチャック・ボヤージン氏の教えです。物語を通して、ディズニーランドの秘密がわかり、仕事で人を幸せにするヒントを教えてくれますどんな仕事でも、大変でいいことばかりではありません。しかし、やりがいを感じて楽しいと思えることもたくさんあります。働くことの本当の意味を考えさせられる一冊です。

 

児童書おすすめ(11月7日)




書名 しょめい
:『しっぽがない! コアラとヒトのしっぽのなぞ』             

 著者  ちょしゃ :犬塚 則久/文  大島 裕子/画       


出版社 しゅっぱんしゃ
:福音館書店
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 りくのうえ学校で、今日も授業が始まりました。「この教室の生徒には、ひとつ大きな共通点があります。それは何だと思いますか?」いぬやま先生の質問に、みんなと自分を見くらべて一生懸命考える生徒たち。先生は、みんなの共通点は「骨があること」で、骨のある動物(脊椎動物)には、「しっぽがある」「手足が4本ある」「赤い血が流れている」という3つの特徴があることを教えてくれました。ところが、コアラのふくろいくんとヒトのあだちさんには、しっぽがありません。骨のある動物なのにどうしてなのでしょうか?この本は、「世界にあふれる“ふしぎ”を子どもたちが自らが感じ、考え、理解していけるように」との思いが込められた「たくさんのふしぎ」というシリーズの1冊です。みなさんも、りくのうえ学校のみんなと一緒に、しっぽのふしぎを探してみませんか。たくさんのふしぎを知れば、世界の見え方が変わるかもしれません。

 

児童書おすすめ(10月31日)




書名 しょめい
:『ごはん食べにおいでよ』             

 著者  ちょしゃ :小手鞠 るい/作  satsuki/画       


出版社 しゅっぱんしゃ
:講談社
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 ベイカリーカフェ「りんごの木」。オーナー・森崎雪の中学三年生の頃の話がこの本のメインです。ある日の夕方、自宅マンションに帰ると、同じ階に住む小学生が家に入らずに廊下の床に座りこんで膝をかかえていました。声をかければ鍵をなくしたといいます。さらに悪いことに夜9時まで家族は帰ってこないと。「よかったら、これからぼくんちに、ごはん食べにおいでよ。」曜日ごとのショートストーリー仕立ての一冊は、いろいろな人間模様を料理とともに堪能できます。
 実はいま全国の図書館では「りんごの棚」というのが広がりつつあります。誰もが読書を楽しめるようにバリアフリー対策をとられた本が集められたコーナー。文字が大きかったり、点字が付いていたり、わかりやすい言葉で書かれていたり。 
 気軽に立ち寄りたくなる場所、りんごの木とりんごの棚。なんだか縁を感じる一冊でした。

 

児童書おすすめ(10月24日)




書名 しょめい
:『こどもモヤモヤ解決BOOK』             

 著者  ちょしゃ :熱海 康太/著         


出版社  しゅっぱんしゃ
:えほんの杜
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 「学校に行きたくないよ」「なんで勉強しなくちゃいけないの?」「言いたいことが上手に言えない」「SNSやゲームがやめられない」など、モヤモヤする悩みを一人で抱えていませんか?親に言いたくない、誰にも相談できない、でも自分一人ではどうしたらいいかわからない。そんな時に助けてくれるのがこの本。1つの悩みに対して3つの解決策が提案されているので、自分にあった解決方法が選べます。1つだけでもいいし、3つ全部やってみてもいい。解決策をヒントに自分で考えてもいいのです。一人一人性格や環境も違うから正しい答えというのはありません。解決の糸口となるものを見つけて自分にあった方法を実践してみてください。悩んで心や身体が疲れた時には、各ページについているもふもふした動物のかわいい写真を見て癒される、という使い方もおすすめです。 
 みんなの悩みがスッキリ解決する手助けとなりますように!

    

 

児童書おすすめ(10月17日)




書名 しょめい
:『虹いろ図書館のへびおとこ』             

 著者  ちょしゃ :櫻井とりお/文          


出版社  しゅっぱんしゃ
:河出書房新社
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 家庭の事情で転校したほのかは小さなことからいじめにあい学校に行けなくなりました。町をさまよっていたら、ある建物を見つけドキドキしながら入ると…。そこは図書館でした。平日に子どもだけでも特に何も言われません。次第に図書館の人や同じく不登校の男の子と交流するようになり、ほのかは自分の居場所を見つけました。 ところがある日、図書館見学のため担任の先生がクラスメイトを連れてくることが分かり…。   図書館には多くの人がやってきます。中には事情を抱えた人も。ほのかは様々な人を見て、関わっていくうちに多様な価値観を知り成長していきます。                    この本にはたくさんの児童書が紹介されています。それを読むとさらに自身の世界が広がりますよ。さて、先生とクラスメイトがやって来て、ほのかがどうなったかと言うと…。図書館は利用者の秘密を守ります。

 

児童書おすすめ(10月3日)




書名 しょめい
:『だれもしらない小さな家』             

 著者  ちょしゃ :エリナー・クライマー/作 小宮 由/訳            佐竹 美保/絵


出版社  しゅっぱんしゃ
:大日本図書
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 自分だけのお気に入りの場所があるって、素敵ですよね。みなさんは、どんな場所を思いうかべますか?
 このお話は、大きなマンションにはさまれた、小さな家の物語です。誰も住んでいないその家は、ずっと埃をかぶっています。いろんな人が家を見に来ますが、結局誰も住むことはありませんでした。
 小さい家をよくのぞいていたアリスとジェーンは、ある日、ドアに鍵がかかっていないことに気が付きました。
 おそるおそる中に入った二人は、家のなかでおうちごっこを始めます。途中で近所に住むオブライアンさんも加わり、三人でクッキー屋さんをしていると、そこに大屋さんが怒鳴りこんで来て…。
 とってお

児童書おすすめ(9月26日)



書名 しょめい
:『ナージャの5つのがっこう』             

著者  ちょしゃ : キリーロバ・ナージャ/ぶん 市原 淳/え 


出版社  しゅっぱんしゃ
:大日本図書
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 ロシア生まれのナージャは、小学1年生の女の子。両親の転勤をきっかけにイギリス、フランス、アメリカ、日本。5つの学校に通うことになります。
 環境が変わるとガラリと変わるものは?」答えは「ふつう」だと大人になったナージャは言います。授業で使うノートや筆記用具、教室の机やいすの並び、お昼ごはんの食べ方など「なんでこんなに違うの?」と驚くことばかり。転校するたびに、今まで「ふつう」だと思っていたことが通用しなくなってしまうのです。不思議だらけの学校生活の中で、ナージャは世の中にはいろんな「ふつう」があって、いい、悪いじゃなく「違い」があるだけなのだと発見します。
 皆さんは「多様性」という言葉を聞いたことがありますか。自分の「ふつう」が他の人にとっての「ふつう」ではないと知ることが、多様性を知る第一歩です。一人で、親子で、そしてお友達と一緒に。この本を読めば、多様に広がる世界の扉が開くかもしれません。

 

児童書おすすめ(9月17日)




書名 しょめい
:『三つ編み』             

著者  ちょしゃ : レティシア・コロンバニ/作 クレマンス・ボレ/絵 


出版社  しゅっぱんしゃ
:アンドエト
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 巷ではインド映画が流行っています。私が観た作品は、善と悪との闘いや差別が描かれており、最後には悪者は滅び、善良な市民は平和を取り戻す話でした。
 映画の余韻も覚めやらぬ日、児童室で目が合った本、それが『三つ編み』です。インドにおけるカースト制度の中で、身分による差別と闘う母と娘の長い旅の物語。子どもが学校に行く。大人が就きたい仕事に就く。それがいかに困難なことか。命をつなぐにはどうしたらいいか?二人は神への祈りを礎にした勇気ある行動で、差別を乗り越えていきます。 
 彼女が捧げた三つ編みは「かつら」として誰かを笑顔にすることでしょう。本を開くと飛び込むピンクのペイズリーは、母スミタの服の柄。それは生命の樹を意味しており、母の強い思いが重なります。       

 

児童書おすすめ(9月12日)



書名 しょめい
:『お米ができるまで』             

著者  ちょしゃ : 岩貞 るみこ/作 武田 美穂/絵


出版社  しゅっぱんしゃ
:講談社
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 「米」という漢字は、米作りに88(八十八)もの手間がかかることからこの漢字になったと言われています。……という話を授業などで聞いたことはありませんか?88もやらないといけないことがあるなんて、考えるだけでとても大変そうですが、お米作りって一体どんなことをするのでしょう。 
 この本は、新潟県の山の中にある田んぼでお米を作っている農家さんの1年間に密着した物語です。お米作りのスタートは、田植えではなく苗を育てる場所を作るところから始まります。先が読めない自然を相手に行われる米作りは、想像よりもはるかに大変なものでした。
 9月は立派に育ったお米を収穫する稲刈りの時期です。普段何気なく食べているお米も、農家さんの大変さやお米への愛情を知ると、なんだかとてもありがたいものに感じます。

 

児童書おすすめ(9月5日)



書名 しょめい
:『おとなと子どものための聖書物語』             

著者  ちょしゃ : セリナ・ヘイスティングス/文、

エリック・トーマス/絵、加藤常昭/監修                                                                   


出版社  しゅっぱんしゃ
:フレーベル館
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 皆さんは聖書を知っていますか? お正月には神社に行って、結婚式はチャペルで挙げて、お墓はお寺にある・・・、なんて人も多い日本では、聖書はキリスト教の本だと思っている人が多いかもしれません(自分はそうでした)が、実は違ってユダヤ教やイスラム教でも聖書を大切にしています。聖書は紀元前1,450年頃(およそ3,500年前)から1,000年以上もの間に、さまざまな人々によって書かれたたくさんの本をひとつにまとめたもので、その内容は歴史や詩、預言(神様のお告げ)などいろいろなことが書かれています。堅苦しく思われがちですが、意外とドラマチックに書かれていて、実は結構面白いんです。1,900以上の言語に翻訳され、世界一のベストセラーとしてギネスブックにも載っている聖書。ぜひ、この本を読んで単なる宗教の本ではない聖書の世界に触れてみてください。

 

児童書おすすめ(8月29日)





書名
しょめい
:『ヨルとよる』             

 著者 ちょしゃ: あさの ますみ/作 よしむら めぐ/絵


出版社
 しゅっぱんしゃ
:株式会社教育画劇
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 ヨルは、ミリちゃんのおうちで暮らしている黒猫です。家の外に出たことがないヨルがある日出会ったのは、家の中で暮らしたことがない町のネズミ。ネズミは「よるって、まぶしくて、にぎやかで、おいしいもんだよ」とヨルに教えてくれます。「よるって、まっくらで、しずかで、ねむるものでしょ?」そう思っていたヨルを、ネズミは夜の町へ連れ出します。部屋の窓から見える小さな夜空しか知らなかったヨルは、初めて外の世界を知ることになるのです。 この絵本は、初めて外に出た猫のヨルの目線で夜の町が描かれています。暗い路地、大きな金色のお月様、にぎやかなレストラン。夜の町の冒険はとてもワクワクしてきます。夜がどう見えているのかはひとそれぞれ。あなたの思い浮かべる夜はどんなイメージですか?静か、それともにぎやか?この絵本を読んだ後は、いつもの夜も、少し違って見えるかもしれませんよ。

児童書おすすめ(8月22日)




書名しょめい:『一人で思う、二人語る、みんなで考える』             

著者ちょしゃ: 追手門学院大学 成熟社会研究所/編


出版社
 しゅっぱんしゃ
:岩波書店
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 「アクティブ・ラーニング」は、社会に出て実際に使える力を付ける授業です。話をするときに「相手が理解しやすいように伝えること」は、日常の様々な場面で使えます。これからの社会を自分の意思で生きていくためには、自分で考え・人と話して・考えを深める経験が役に立ちます。 「アクティブ・ラーニング」で大事なのは、チームで取り組むプロセスです。知恵を出し合えば大きな力になります。人と語り合うことで、自分では気づかない・考えもしなかったことに出会う楽しさを知ることができます。「ハテナ?」を調べて情報を収集し、共に学びあうことで、アイデアが生まれ気づきを得られます。グループワークは共同作業。思うようにいかないときは、メンバーの長所を発見して組み合わせていく必要も出てきます。 一人ではできないことも、みんなの力を持ち寄れば上手くいく確率があがり、楽しい時間が過ごせます。一生使える「学び続ける力」を手に入れてください。

児童書おすすめ(8月15日)




書名しょめい:『盆まねき』             

著者ちょしゃ: 富安 陽子/作 高橋 和枝/絵


出版社
 しゅっぱんしゃ
:偕成社
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 地域によりますが、一般的に8月13日から8月16日の4日間はお盆といって、ご先祖様の霊が帰ってくる期間だといわれています。これは、お盆が特別に感じられるお話です。 主人公のなっちゃんは、お盆におじいちゃんとおばあちゃんの家に行くのを楽しみにしています。なぜなら、おじいちゃんたちは本当かホラかわからない楽しいお話をしてくれるからです。なっちゃんは、おじいちゃんたちの楽しいお話とともに、田舎の夏休みを満喫します。そして、8月15日の盆踊りの夜には、なっちゃん自身が不思議な体験をするのです。天才ナメクジ、幻想的な田んぼ、かっぱのふしぎ玉と、不思議で楽しい話になっちゃんと一緒にひきこまれます。最後のお話には作者の願いが込められているので、ぜひ最後までお話を読んでみてください。

児童書おすすめ(8月8日)


書名しょめい :こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑
著者  ちょしゃ: 柴山 元彦 井上 ミノル
創元社

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 川や海にはたくさんの石があります。大きかったり、小さかったり、丸かったり、角ばっていたり、赤かったり、青かったり、つるつるしていたり、きらきらしていたり…。実は、それらの石にはほとんどすべてに名前がついているのです。この本では、「石」と「岩」の違いや石のでき方などの石の基本的なことから、身近な川や海で見つけることができる石の名前とその種類、そしてその探し方を、写真やマンガをとおして分かりやすく知ることができます。この本を読めば読むほど石に親しみと興味がわいてくると思います。また、この本の最後には、持ち帰った石の整理の仕方や自分だけの石図鑑の作り方がのっているので、夏の調べ物・研究にもぴったりです。 この本を持って、きれいな石を探すために川や海へ行く。こんな一日もまた、いつもとちがった楽しさがあって良いかもしれません。川や海の新たな楽しみ方を教えてくれる一冊です。

児童書おすすめ(8月1日)


 







   しょめい
  書    名:13歳からの地政学    
   ちょしゃ
  著 者:山本 孝幸
  東洋経済新報社                

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 皆さんは最近地球儀を見ましたか。私は小さい時見た記憶があります。この本の主人公は高校一年生と中学一年生の兄妹です。近所のアンティークショップで見つけた地球儀をきっかけに、その風貌からカイゾクと呼ばれる男性と知り合い、地政学(地理に注目して国の戦略や国同士の関係などを分析する学問)について、レッスンを受けることになるところから話が始まります。カイゾクさんはレッスンの中で、大国になれるかどうかは地理的条件に左右されることや、政治家にだまされないようにするためには、謙虚に周りのことを知る姿勢が必要であることなど、教科書やテレビでは出てこないことを話してくれます。筆者は国際政治記者として20年以上のキャリアを積み、世界40か国以上で幅広く取材された方です。この本を読んでから改めて地球儀を眺めたら、なるほどと思うはずです。

児童書おすすめ(7月25日)




書名しょめい :どうぶつのわかっていること・
    わかっていないこと

                        
      京都大学野生動物研究センター/監修

        小学館集英社プロダクション



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 本やインターネットの情報には、たくさんの「わかっていること」が載っています。みなさんも調べものをする時、身近な道具を使って疑問を解決していると思います。 では「わかっていないこと」はどうしたら知ることができるでしょうか。この本の中にも、動物たちの「わかっていないこと」がたくさん出てきます。 キリンはなぜ声を出さないのか。ゾウの鼻はなぜ犬の何百倍も嗅覚が優れているのか。ユキヒョウはなぜ世界で一番高い所に住んでいるのか。チンパンジーとボノボ、見た目はそっくりなのに性格が全然違っているのはなぜか。 答えのないなぜ?を知る一歩は、仮説を立てて検証することから。もしかしたら…とあれこれ想像をふくらませながら、自由に楽しく読み進めてみて下さい。

児童書おすすめ(7月18日)




書名しょめい :『シリアからきたバレリーナ』                         著者  ちょしゃ: キャサリン・ブルートン/作 尾﨑愛子/訳平澤朋子/絵
     偕成社



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 2021年末時点、世界の難民の数は8,930万人、そのうちシリア難民は680万人。シリアは世界で最も多くの難民を出した国です。(UNHCR:国連難民高等弁務官事務所ホームページより)内戦で住めなくなったシリアを脱出した少女アーヤは、イギリスで難民認定を待っている時にバレエ教室を見つけます。アレッポで暮らしていた頃、バレエが大好きだったアーヤは、そこでの出会いから新しい生活を築いていきます。2021年末時点、世界の難民の数は8,930万人、そのうちシリア難民は680万人。シリアは世界で最も多くの難民を出した国です。(UNHCR:国連難民高等弁務官事務所ホームページより)内戦で住めなくなったシリアを脱出した少女アーヤは、イギリスで難民認定を待っている時にバレエ教室を見つけます。アレッポで暮らしていた頃、バレエが大好きだったアーヤは、そこでの出会いから新しい生活を築いていきます。

児童書おすすめ(7月11日)




書名しょめい :『考えると楽しい地図』                       
著者  ちょしゃ: 今和泉 隆行/著 梅澤 真一/監修

       くもん出版      
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 人々の生活に役立つ「地図」。はじめて正確な地図が作られたのは約200年前、江戸時代のことです。商人だった伊能忠敬の調査隊が実際に日本じゅうを歩いて旅しながら測量し、地図を作りました。最近では地図のデジタル化が進み、Webマップやアプリを使ってスマホなどでいつでもどこでも見ることができます。地図はとても自由な読み物で、どこから読んでも構いません。歴史や産業、観光、防災、まちづくりまで、地図を読みとくと様々な情報が分かります。みなさんは、「決めておいた道順通りにやって来たのに、待ち合わせの場所でお友達と出会えなかった…」という経験はありませんか?この本には、そんな身近な疑問がクイズ形式で紹介されています。本からの学びを実体験と結びづけて考えることができるようになると、あなたの生きた知識となります。ぜひ、今年の夏は、地図をもって遊びに出かけてみましょう。